AI画像生成を色々な場面で見かけるようになり、ニュースでも頻繁に取り上げられているほど話題となっています。
AI画像生成の技術は、クリエイティブな分野で急速に広がっており、デザイン、ゲーム開発、広告、映画制作など、さまざまな業界で利用されています。
今回の記事では、画像生成AIの魅力を最大限に体験できる無料サイト7選を紹介します。
スマホやパソコンなどのWEB上でAI画像生成が楽しめるアプリについても紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。
AIで画像生成ができるサイトおすすめ7選
1位:リアルなAI画像を自動生成『YouCam 画像編集ツール』
▲リアルなAI画像が生成できる
『YouCam 画像編集ツール』は、AI画像生成が初めての方にも操作しやすいことで人気のウェブサイトです。
日本語プロンプトに対する精度が高く、写真のようにリアルなAI画像を生成してくれます。
また、AI画像のスタイルが豊富でリアルな美女や可愛いアニメキャラを簡単に生成できます。
▲アプリ版はさらに操作しやすい!
また、スマホで気軽に試せる無料のアプリ版もリリースされています。
人物やイラストのAI画像生成を気軽に試してみたい人におすすめです。
【長所】
- 日本語プロンプトでも問題なく、イメージ通りのAI画像を生成できる
- 人物画像の生成に強く、リアルな美女や可愛い二次元アニメキャラを生成できる
【短所】
- ネガティブプロンプトの入力に対応していない
- アプリ版の一部機能がサイト版には搭載されていない
【サイトのプラン】
- 無料登録で5クレジットが特典付与される
2位:商用可能なAI画像生成サイト『Adobe Firefly』
▲『Adobe Firefly』のトップ画面
『Adobe Firefly』は、デザインツールでトップクラスのAdobeが手掛けるAI画像生成サイトです。
Adobeの画像素材提供サービス「Adobe Stock」内の写真やイラストを元にAI画像が生成されるため、商用利用も可能な点が強みです。
AI画像生成の他にも、テキスト効果や生成塗りつぶしなど楽しい画像編集コンテンツが満載です。
▲『Adobe Firefly』でAI画像を生成する様子
【長所】
- 100以上の言語のプロンプト入力に対応している
- 生成したAI画像を商用利用できる
【短所】
- 生成されるAI画像のクオリティがやや不安定
- 日本語プロンプトは英語に比べて精度が落ちる
【サイトのプラン】
- 無料版の場合、毎月25枚のクレジットを利用できる
3位:リアルな人物のAI画像を生成できる『SeaArt』
▲『SeaArt』のトップ画面
『SeaArt』は、『Stable Diffusion』をベースとしたシンガポール発のAI画像生成サイトです。
インストールや操作画面が複雑な『Stable Diffusion』に比べて、こちらはWEBブラウザ上でアカウントにログインするだけで使えるので初心者にも最適です。
特に、写真のようにリアルな人物画像を生成したい際におすすめです。
▲『SeaArt』でAI画像を生成する様子
【長所】
- モデルやLORAの選択ができるので、リアルなAI画像が簡単に生成できる
- プロンプトが公開されており、初心者でも高品質なAI画像が生成可能
【短所】
- 日本語のプロンプトに対応してはいるものの、反応はそこまでよくない
- 生成したいAI画像のタイプによっては、有料プランに課金する必要がある
【サイトのプラン】
- 1日最大150枚まで画像を無料で生成できる
4位:スタイルが豊富な『Fotor』
▲『Fotor』のトップ画面
画像生成は、風景、人物、動物、オブジェクトなど、様々な種類の画像を作成することができます。
画像生成をしたあとに、さらに画像を編集してクリエイティブを作成したい人におすすめのツールです。
▲『Fotor』でAI画像を生成する様子
【長所】
- 直感的なインターフェースで、初心者でも簡単に画像編集やデザインを作成できる
- 無料版でも多くの機能を利用でき、個人利用であれば十分
【短所】
- 無料版では、高解像度の画像ダウンロードや、一部の機能が制限される
- 画像生成機能が見つかりづらい
【サイトのプラン】
- ログインすると無料クレジットがもらえる
- さらに必要な場合はクレジットを購入
5位:チャット形式で高画質な画像生成AI『DALL-E 3』
▲『DALL-E 3』のトップ画面
『DALL-E 3』は、OpenAIが開発した画像生成AIで、AIとの対話形式で高品質な画像生成できるのが特徴です。
特に、テキストによるプロンプトの理解度が高く、複雑な指示でもイメージ通りの画像を生成することができます。
他のツールと比較して、生成される画像のクオリティが高いことで人気を集めています。
▲『DALL-E 3』でAI画像を生成する様子
【長所】
- 高度なプロンプト理解力で、複雑な指示も正確に反映される
- 画像のクオリティが高い
【短所】
- 日本語プロンプトの場合、英語に比べて精度が落ちる場合がある
- 実写のようなスタイルは少し難しい
- 無料版では利用回数に制限がある
【サイトのプラン】
- 無料版では利用回数に制限がある
6位:無料でおしゃれなAI画像を生成『Microsoft Create』
▲『Microsoft Create』のトップ画面
『Microsoft Create』は、Microsoftが提供する無料のAI画像生成ツールで、以前のBing Image Creatorから大幅に進化しました。
特に、そのデザイン性の高さが魅力で、まるでプロが作ったような、おしゃれでスタイリッシュなAI画像を生成することができます。
また、Microsoftアカウントがあれば、誰でも無料で利用することができ、特別なソフトをインストールする必要もありません。
▲『Microsoft Create』でAI画像を生成する様子
【長所】
- 日本語プロンプトに対応しており、高品質なAI画像を生成可能
- AI美女の画像生成が得意
- 無料で利用できる生成したAI画像をMicrosoft Office製品で活用しやすい
【短所】
- 生成スピードが遅い場合がある
- 他のツールに比べて機能が少ない
【サイトのプラン】
- 基本無料
7位:生成したAI画像をデザインできる『Canva』
▲『Canva』のトップ画面
『Canva』は誰でも無料でプロ並みのデザイン作品が作れることで人気のグラフィックデザイン編集ツールです。
2023年9月には新たに『Mojo AI』機能がリリースされ、これまでより遥かにリアルなAI画像が自動生成できるようになりました。
韓国アイドルのような美女を生成したい方は、ぜひ使ってみてください。
▲『Canva(Mojo AI)』でAI画像を生成する様子
【長所】
- 無料版でも多くのAI画像を生成できるので気軽に使える
- 生成したAI画像を使ってバナーなどをデザインできる
【短所】
- AI画像生成に時間がかかる
- 生成後にキャンパスのサイズを変える場合は課金しなければならない
【ウェブサイト / アプリのプラン】
- 『Mojo AI』初回登録時に75クレジットが付与される(画像1枚につき4枚のクレジットが必要)
無料でAI画像が生成できるアプリは?
スマホで気軽にリアルなAI画像を生成したい人は、画像生成AIアプリを使うのがおすすめです。
▲リアルな女性の画像を生成
『YouCam AI Pro』は、写実的な人物を日本語プロンプトで簡単に生成できるアプリです。
AI美女の着せ替えや画像からのイラスト生成などAI画像生成サイトにはない機能が多く搭載されており、表現の幅を広げてくれます。
▲AIファッション機能で生成画像をカスタマイズ
このアプリの最大の特徴であるフィルター機能を使って、生成したAI画像をさらにカスタマイズすることもできます。
例えば【AIファッション】という機能を使えば、上のように生成した美女の服を着せ替えられます。
▲最近流行りのAIディズニー画像
その他にも、ペットの特徴を含むプロンプトを入力することで、今SNSで話題のAIディズニー加工も体験できます。
合わせて読みたい👉スマホでできる!AI画像生成アプリおすすめ8選紹介!
サイトを使ってAI画像を生成する方法
ここでは、上記でご紹介した『YouCam 画像編集ツール』を使って、ウェブブラウザでAI画像を生成する方法を説明します。
日本語プロンプトでとてもスムーズにAI画像が生成できるので、ぜひ試してみてください。
AI画像生成ステップ①サイトにログイン
トップ画面の上にあるメニューバーの【生成AI】をクリックし、【AI画像生成】を選択します。
【AI画像生成】機能のメイン画面が表示されたら、右上にある【人】マークをクリックし、サイトにログインします。
▲【AI画像生成】機能のメイン画面
すると、ログイン画面が表示されるので、メールアドレスを入力し、サイト用のパスワードを設定します。
Google、Facebook、Appleのいずれかのアカウントでログインすることもできますよ。
AI画像生成ステップ②プロンプトを入力する
ログインが完了すると、AI画像生成画面にアクセスすることができます。
▲プロンプトを入力する様子
「説明をここに入力」と書かれた部分にプロンプトを入力します。
日本語のプロンプト入力でも問題なくAI画像を生成することが可能です。
ここでは、「白いキャミソールの美女、日本人アイドル、20歳、85ミリ、クローズアップ、生写真、はにかんだ笑顔、美しい目、丸い目、デートしている、こっち見て、シースルー前髪、黒髪、ふんわりとしたセミロングヘア、野外、公式のアート、純粋、透き通った肌、赤い頬、繊細」と入力しました。
AI画像生成ステップ③好きなスタイルを選ぶ
次に、好きなAI画像のスタイルを選びます。
▲豊富なスタイル
「リアル」や「2Dアニメ」など、合計27種類のバリエーション豊かなスタイルが用意されています。
ここでは、「リアル」を選択しました。
AI画像生成ステップ④画像処理を待つ
スタイルを選び終わったら、【生成】をクリックし、AI画像が生成されるのを待ちます。
約30秒ほどでAI画像が生成されます。
▲画像処理を待つ様子
AI画像生成ステップ⑤完成
とてもリアルな女性のAI画像ができあがりました!
▲生成されたAI画像
お気に入りのAI画像が生成されるまで、プロンプトを調整しながら、この一連の動作を繰り返します。
AI画像生成ステップ⑥AI画像をダウンロード
最後に、生成したAI画像を端末にダウンロードします。
▲AI画像をダウンロードする様子
AI画像にタイトルを付けたい場合は、【ファイル名】を変更します。
ベストな状態で画像を保存するなら、画質を「超高」に設定するのがおすすめです。
そもそも「画像生成AI」とは?
「画像生成AI」とは、入力された文字をもとに、現実に近い写真やイラストを作り出す技術のことです。
AIに入力する文字のことをプロンプトと呼びます。
▲AIで画像生成する例
例えば、「サーフィンするパンダ」というプロンプトを入力すると、そのイメージに合った画像をAIが自動で生成してくれます。
画像生成AIは、広告のデザインやウェブサイトなど、いろいろな場所で使われ始めています。
画像生成AIの活用事例
広告クリエイティブの作成
▲「オタ恋」のAI広告
オタク同士の出会いをサポートするマッチングアプリ「オタ恋」の広告がX(Twitter)で話題になっています。
実はこの画像、全てAIで生成されたものなんです。
ハイクオリティな広告画像を生成できるAIを活用すれば、インパクトある広告を容易に制作することができます。
タレントの生成
▲「お~いお茶 カテキン緑茶」CMに出演したAIタレント
「AIタレント」の火付け役となったのは、伊藤園「お~いお茶 カテキン緑茶」のテレビCMです。
このようなAIタレントの起用は、エンタメやファッションなどあらゆる業界ですでに一般化されつつあります。
AIタレントなら、リアルなタレントと違ってスキャンダルを起こす心配もないため、企業側としても安定してコンテンツを発信できます。
マンガ・アニメ・ゲームの画像生成
▲AIを活用した制作された「ブラック・ジャック」の最新作
画像生成AIは、ラフ画を描く際や、キャラクター像を設計する際の補助としても活用されています。
日本では、漫画家・手塚治虫の代表作「ブラック・ジャック」の新作がAIの力によって生みだされたことが注目を集めました。
絵に自信がない人でも精巧な作品を生み出すことができる画像生成AIは、2025年もクリエイティブ業界に大きな改革をもたらしてくれるに違いありません。
インテリアの設計図作成
▲『RoomGPT』で生成した架空の空間
画像生成AIは、インテリアデザインなど3D空間の設計にも適しています。
建築デザインができる一番有名なジェネレーティブAIとしては、『RoomGPT』が挙げられます。
異なるスタイルのインテリアデザインを一目で提示してくれるAIインテリアの活用は、顧客の満足度も向上してくれると期待されています。
AI画像生成ツール使用の注意点
AI画像生成ツールは便利なツールですが、利用する際に注意点がいくつかあります。
✅著作権と知的財産権
他人の著作権で保護されている作品や商標を無断で使用・模倣せず、作成した画像を商用利用する際はツールの利用規約やライセンスを確認することが重要です。
例えば他人が作成したキャラクターや人気のアート作品を無断で使用・模倣しない、また無料ツールでも、商用利用には追加のライセンスが必要な場合があるので、個人で楽しむ分には問題ないですが商用利用で使用する場合はきちんと利用規約を確認しましょう。
✅プライバシーと個人情報
他人の写真や個人情報を無断で使用しないことが重要です。特に、公開されていない写真を使用する際は本人の許可が必要です。
また、機密情報や個人情報を含む画像の生成や共有には注意が必要です。
✅倫理的配慮
AI画像生成ツールは、差別的、暴力的な、またはその他の有害な内容を含む画像を生成することがあります。
差別的な内容やフェイクニュースに利用される可能性のある画像の生成は避けましょう。
まとめ
今回の記事では2025年大注目のwebで試せるおすすめAI画像生成サイト7選を紹介しました。
画像生成AIの技術は急速に進化していて、多くの人から支持を受けている人気コンテンツとなっています。
自分の写真やメッセージから世界にひとつだけのAI画像が生成される感覚はとても新鮮です。
画像生成AIの魅力を体感したいひとはぜひ本記事で紹介したwebサイトに触れてみてください。
この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。