AIイラストとは人工知能(AI)が作り出す絵のことです。
AIが大量の画像データを学習し、それを基に新しいイラストを自動で生成します。
画像生成AIツールを使うことで、誰でも簡単にプロのアーティストが描いたようなイラストをデザインすることができます。
デザイン業界でも注目を集め、短時間でクオリティの高い作品を生み出せることから、多くの分野で活用されています。
今回の記事では画像生成AIツールの中でも、『AIイラスト』の自動生成が得意なものを厳選して紹介します。
AIイラストが自動生成できるサイトおすすめ5選
1位:日本語プロンプトでAIイラストを自動生成『YouCam画像編集ツール』
▲『YouCam画像編集ツール』の操作画面
『YouCam画像編集ツール』は日本語のプロンプトに対応!
パソコンやスマホのブラウザでリアルなイラストが自動生成できるサイトです。
アニメや漫画など、25種類以上ものスタイルから選んでAIイラストを自動生成することが可能です。
▲AIイラストのスタイルだけをチェンジ!
また、このサイトのアプリ版である『YouCam AI Pro』もAIイラストの生成におすすめです。
生成したAIイラストのテイストを微調整する機能が豊富に搭載されています。
【長所】
- 人物のイラスト生成の精度がとても高い
- プロンプトに対して忠実なイラストが生成できる
- 操作がシンプルで使いやすい
【短所】
- ネガティブプロンプトの入力に対応していない
- アプリ版の一部機能がサイト版には搭載されていない
【料金プラン】
- 無料登録で5クレジットが付与される
【搭載されているAIイラストのスタイル】
2Dアニメ、3Dアニメ、コミック、ピクセル、モザイク、水彩画、レトロ、浮世絵など、28種類のスタイルを搭載
2位:AIイラスト初心者からプロまで大満足の品質『Artguru』
▲『Artguru』の操作画面
『Artguru』はテキスト・画像からのAIイラスト生成などができるAIイラスト自動生成サイトです。
AIイラスト作品をライブラリに保存できる機能も取り揃えてあり、イラスト作成のアイデア出しに使うのに最適です。
【長所】
- 他ユーザーのプロンプトを使える
- プロンプトを詳細に入力することで高精度なAIイラストが作成可能
【短所】
- プロンプト次第では衣服の模様など細部の再現があいまいなことがある
- 枚数が多いと生成に時間がかかる
【料金プラン】
- 1日8回までは無料
- クレジット8回を使い終えると課金する必要あり
【搭載されているAIイラストのスタイル】
- ゴッホ、ファンタジー3D、二次元アニメ、油絵、ジブリアニメ、スケッチなど
3位:二次元AIイラストを描くなら『AIピクターズ』
▲『AIピクターズ』の操作画面
『AIピクターズ』は、二次元イラストやAIグラビアアイドルの作成に特化した日本国内最大級のAIイラスト投稿サイトです。
AI小説やAIショート動画作品の投稿、AIイラストコンテストなども頻繁に開催されてます。
【長所】
- AIイラストのテイストが細かく設定可能
- 一日に50枚の画像を無料で生成することができる
【短所】
- 待ち人数によってはAIイラスト生成に1〜2分ほどの時間がかかる
- 初心者にとってはサイトの操作方法が分かりづらい
【料金プラン】
- 無料
【搭載されているイラストのスタイル】
- 二次元アニメ風、実写アニメ風、油絵風、中国画風など
4位:人気アニメ風のAIイラストが描ける『PixAI.Art(ピクスエイアート)』
▲『PixAI.Art』の操作画面
『PixAI.Art』は、ログインするとデイリークレジット分のAIイラストを1日最大6~7枚生成することが可能です。
ミッションに参加すればさらに多くのクレジットをもらえるなど、ゲーム感覚でAIイラストの自動生成が楽します。
【長所】
- 特定のアニメキャラクターが作れる
- イラストのラフスケッチを描ける
【短所】
- 独自のクレジット制度やミッションの参加方法が理解しにくい
- サイトの設立者が不明なため、セキュリティの面において不安
【料金プラン】
- 無料
【搭載されているイラストのスタイル】
- 合計15種類の二次元アニメテイストのスタイルが選べる
- 【LoRA】機能に実在の人気アニメをイメージした絵柄を多数搭載
5位:シンプルな操作でAIイラストが生成できる『Fotor』
▲『Fotor』の操作画面
無料写真編集サイト『Fotor(フォター)』にも、AIイラストの自動生成機能が用意されています。
シンプルな操作性が魅力的で初心者でも気軽に利用することができます。
【長所】
- テキストと画像の両方からAIイラストを生成できる
- 初心者でも簡単に操作できる
【短所】
- 無料版だと広告が常に表示される
- 無料のクレジット回数が少ない
【料金プラン】
- 5回までは無料
- クレジットを5回を使い終えると課金する必要あり
【搭載されているイラストのスタイル】
- フォトグラフィー、コンセプトアート、漫画、3D、油彩画、アニメイラスト、線画、90年代アニメなど
AIイラストが自動生成できる無料アプリは?
ブラウザでなく、手軽にアプリでAIイラストの自動生成に挑戦したい人には『YouCam AI Pro』がおすすめです。
テキストと画像の両方から高品質なAIイラストを生成することが可能です。
▲アプリでAIイラストを生成する様子
イラストのスタイルを変えることのできるフィルターなども搭載されています。
▲フィルターでAIイラストのスタイルを変更
さらに【カスタム】を選択すると自分のプロンプトでフィルターのスタイルがカスタマイズできます。
▲自由なプロンプトでAIイラストを微調整!
例えば『金髪』と入力したプロンプトを使用することで、イラスト内のキャラクターが金髪になります。
この機能は他のアプリにはないので、様々なテイストのAIイラストを生成したい人はぜひ試してみてください。
AIイラストを無料サイトで自動生成する方法
ここではブラウザ上でイラストを作成する方法を紹介します。
今回は1位で紹介した『YouCam画像編集ツール』でAIイラストを自動生成する方法を解説します。
ステップ①サイトにログイン
▲【AI画像生成】機能のメイン画面
右上にあるログインアイコンをクリックし、メールアドレスとサイト用のパスワードを登録します。
ステップ②プロンプトを入力
▲AIイラストの生成画面
右上の空欄部分にプロンプトを入力します。
日本語のプロンプト入力でも問題なくAIイラストを生成することが可能です。
プロンプトを入力すると同時に、生成したいAIイラストのスタイルを選びます。
▲AIイラストのスタイル
「2Dアニメ」や「コミック」など、合計28種類のスタイルが用意されています。
ここでは、「2Dアニメ」を選択しました。
ステップ③AIイラストを自動生成
▲AIイラストが自動生成される様子
【生成】ボタンをクリックし、AI画像が自動生成されるのを待ちます。
1枚のAIイラストを生成するのに2クレジットが消費されます。
AIイラストとは
AIイラストとは、人工知能(AI)が入力された単語や文章をもとに自動生成したイラストのことです。
この単語や文章をプロンプトと呼びます。
▲AIイラストを生成する例
例えば、
「アニメ、美女、漫画、ピンクの背景、学校の制服、かわいい」
というプロンプトを入力することで上のようなAIイラストを自動で生成できます。
プロンプトとは
AIイラストの生成サイトでは、「プロンプト」という表現をよく見かけます。
プロンプトとはAIにイラストや画像を自動生成してもらう際に、イメージ通りのイラストを描いてもらうために記述するメッセージのことを指し、別名「呪文」とも呼ばれます。
例えば、「スイカを食べる女の子」というプロンプトを使用すると以上のようなAIイラストが生成できます。
AIはユーザーのプロンプトに従って、作品の雰囲気やスタイルをイラストに反映します。
ネガティブプロンプトとは
多くのAIイラスト生成ツールには、イラストに反映してほしくないものを文字を使って指示できる機能が搭載されています。
これをネガティブプロンプトといいます。
ネガティブ=否定的、つまり「否定的なプロンプト」というわけです。
例えば、黒髪の女子高生を描きたかったのにも関わらず、生成したAIイラスト内の女の子が金髪だったとします。
▲金髪の女子高生のイラスト
その場合、「金髪」というネガティブプロンプトを設定することで、金髪を回避することができます。
▲ネガティブプロンプトに「blond hair」と入力
▲黒髪の女子高生のイラスト
上の画像のように、女の子の髪色が黒髪になりました。
プロンプトで理想のAIイラストを自動生成するコツ
自分のイメージに忠実なAIイラストを自動生成するためには、AIに適切なプロンプトを与えることが重要です。
プロンプト内の表現や単語の順番が少し異なるだけで、生成されるイラストも大きく変化します。
頭で思い描いたイラストと実際のAIイラストとの間に大きな差異がある場合は、下記の点を意識しながらプロンプトを入力すると改善されることがあります。
プロンプト入力でお悩みの方はぜひ活用してみてくださいね。
英語でプロンプトを記述してみる
多くのAIは日本語よりも英語に対してより正確に反応します。
プロンプトを入力する際に英語を使用することで、より理想に近いAIイラストを生成できます。
英語が苦手な人はGoogle翻訳やChatGPTなどを使ってみるのがおすすめです。
長文ではなく、それぞれの要素を「,」で区切って書いてみる
【例】
△「A girl wearing a yukata is eating cotton candy while walking on a festival day」
〇「A girl, wearing yukata, eating cotton candy, walking, festival day」
細部まで具体的に記述する
【例】
△「A girl, round blue eyes, wearing yukata」
〇「A girl, round blue eyes, wearing yukata, eating cotton candy, walking, Shinto gateway in background, Japanese shrine, festival day, sunny, high qualit」
特に強調したい要素を{ }で囲む
【例】
「A girl, round blue eyes, wearing yukata, eating cotton candy, walking, {Shinto gateway in background}, Japanese shrine, festival day, sunny, high quality」
まとめ
今回は2024年のビッグトレンド、ブラウザでできる「AIイラスト」が自動生成できるおすすめサイト5選と生成ツールに関する豆知識を紹介しました。
最近では、無料でもかなりの高機能コンテンツを備えたAIイラスト生成サイトが次々と登場しています。
ほとんどのAIイラスト生成ツールはアカウントにログインするだけで利用可能ですので、皆さんもぜひ自分だけの「名画」生成にチャレンジしてみてくださいね。
この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。