【カネボウ肌診断】AIを活用したカウンセリングでブランドらしい接客を実現

2020年春、「KANEBO（カネボウ）」 は、美しさだけでなく、希望を語るブランドとしてリブランディングしました。

ブランドのメインターゲットは20代から100歳を超えるまで。年代や性別などではなく、自分の個性を幸せに思い、自分の未来は自分で変えられると信じているすべての人たちに向けたブランドとして刷新しました。

カウンターでは、パーフェクト株式会社が提供するAI肌診断やAIフェイスアナライザーを使ったカウンセリングサービスが、時短や非接触というメリットだけではなく、ブランドらしい接客が体験できるとして、利用された美容部員からもお客様からも好評です。

肌診断ツールの導入背景

AI肌診断ツール及びAIフェイスアナライザーを導入した背景を教えてください。

KANEBO（カネボウ）のカウンセリングサービスでは、お客さまの個性をより引き出すために、その方の個性を見極めた上で、なりたいイメージに近づける提案をします。

そのためには、お客さまの今の肌状態や、今の顔立ちのイメージ・印象を知ることが必要でした。これらの個性を知った上で、なりたいイメージに近づけるのか、今の個性を活かすのかなどを、会話を通しカウンセリングでご提案します。

個性を知るためのツールを探していた際に紹介してもらったのが、人工知能を利用した AI肌診断とAIフェイスアナライザーでした。

実現したいカウンセリングをサポートしてくれる機能であることと、多くの導入実績もあり、客観的指標として信頼できるツールである点も、採用のポイントでした。

企画から導入まで、どのくらいかかりましたか。

2021年6月にリリースのニュースが発表されるまで、約1年ほどかかりました。  

肌診断ツール導入後の活用

どのように肌診断ツールを活用されていますか？

お客様がご自身のスマートフォンでお試しいただくことも可能ですが、主に店頭の iPadで表示し、接客カウンセリングツールとして活用しています。

「KANEBO」らしさを保つために、こだわった点は？

肌年齢を知りたいお客さまもいらっしゃいますが、肌年齢を表示しない設計にしました。

「KANEBO」では、 肌年齢が高い/低いは、良し悪しではなく、そこを含めて全部個性だと考えています。

肌の状態を知っていただき、その方のなりたい肌状態に近づけるご提案が出来るツールになるよう設計しました。

KANEBO SKIN NAVIGATOR 結果ページ

社内外の反響 - 美容部員からも好評

社内の反響はいかがでしたか？

多くの方から「デザインやUXが『KANEBO』ブランドらしいね」とお声をかけていただきました。

またAIフェイスアナライザーを活用したイメージ診断は、「商品のレコメンドがしやすい」「お客様がご自身の個性を知れるツールになっている」「ブランドの世界観に沿っている」と美容部員からも好評です。

非接触の肌診断ツールへのニーズはまだある中、結果表示もスムーズで使いやすいと評判ですし、時短接客へのニーズも叶えられています。

お客様の声

お客様の声としては「店頭で美容部員に測定してもらうと嬉しい」「自宅でやってみるので、次回来店時にアドバイスしてください」「カンタンでわかりやすく、楽しい」など、さまざまな反応をいただいています。

AI肌診断を使ったカウンセリングでは、「左右でシワの状態が違うので、もしかして表情に癖があるのかな？」などとおっしゃるお客様もいて、話題作りのきっかけにもなっているようです。

新しい役立つコミュニケーションが生まれた

簡単に結果が出て、商品のおすすめが表示される、というだけではない、別角度でのコミュニケーションがしっかりとれているのを感じます。

眉やアイライナーなどのメイクテクニックをご紹介時には、AIフェイスアナライザーのパーツの特徴を知るコンテンツが活用できました。

美容家の方々からも「自分の顔の特徴が知れて面白い」といったお声をいただきました。

今後、機能面でのリクエストはありますか？

『KANEBO』では、肌のうるおいを保つバリア機能の働きをもち、また、肌の見た目や印象などにも大きな影響を与える角層に着目していますので、角層状態がわかると嬉しいですね。

2022年の運用方針は？

タイやインドネシアから特に非接触の測定ツールへの要望があり、1月に言語を増やして、英語・タイ語・中国語にも対応しています。

今後は、店頭やお客様の使い勝手が良くなるようにユーザービリティは改良していきたいと考えています。    

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