投資家向け広報
法人プラン
サブスクプラン
デモ体験
TRY-ON
Featured Partner

Panasonicが実現した美顔器を“続けられる仕組み”|継続意向94.2%を生んだアプリ体験とは

AI肌分析をフックに、Panasonicが追求した「安心」と「習慣」を生むための体験設計
辻 佳子 / 冨江 真弘
パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部
利用サービスと成果
7割以上のユーザーが高い満足度を実感
アプリの継続利用意向は94.2%と非常に高い結果に
アプリ認知率94%、利用率86%の高水準を達成
お問い合わせ

パナソニック株式会社(以下、Panasonic)の美容家電は、その高い技術力と品質で多くの支持を集めています。しかし、高い機能を備えた美顔器であっても、その価値を引き出すうえでの最大の課題は、「使い続けてもらえるかどうかにある」と同社の辻さんは語ります。

「正しく使えているのか分からない」

「効果を実感する前にやめてしまう」

こうした不安に向き合うため、Panasonicは専用アプリ『with Panasonic Beauty』を開発。アプリ内の肌分析機能に、パーフェクト社のAI肌診断技術が導入されました。

ユーザーの挫折を防ぎ、モチベーションを支える“体験設計”とは何か。アプリ開発の背景から導入後の成果に至るまで、担当の辻さんと冨江さんにお話を伺いました。


 目次をチェック!


迷わず続けられる美顔器へ。継続を支えるアプリ構想とは

Panasonic 美顔器画像左から、『スキンアクト スチーマー マルチ(EH-SB50)』、『バイタリフト かっさ(EH-SP86)』、『バイタリフト RF EX(EH-SR86)』

せっかく買った美顔器も、使い方がわからないと結局タンスの奥へ……。

そんな「あるある」を打破するために始まったアプリ開発。メーカーとしてただ推奨するだけでなく、いかにユーザーの日常に「伴走」できるかを突き詰めたといいます。


――まず、『with Panasonic Beauty』の開発に至った経緯を教えていただけますでしょうか。

アプリ使用イメージ

美顔器というのは、実は「継続」が難しい商品なんです。しっかり使いこなしている方は、取扱説明書を読み込み、効果を実感して続けてくださいます。

しかし、使い方がわからなかったり、実感が得られなかったりすると、次第に使わなくなってしまう。メーカーとしては、私たちが推奨する正しい使い方で効果を最大化していただき、長く使い続けてほしい。そのための「相棒的な存在」としてアプリが必要だと考えました。


――開発当初は、具体的にどのようなニーズを想定されていましたか?

カスタマージャーニーのワークショップを行い、商品が届いてから使い続けるまでの課題を徹底的に洗い出しました。その結果「悩みに対して、どのモードを、どのくらいのスピードで使えばいいのかわからない」「自分の肌の変化を実感しにくい」といった不安が多く挙げられたんです。


――確かに、高機能であればあるほど、使いこなすハードルも上がりますよね。

そうなんです。例えば、ある機種では5つのモードがあり、毎日使えるものもあれば、週3回までという頻度の決まりもあります。これをユーザー自身が管理するのは負担です。

そこで、アプリがその日の肌状態やお悩みに合わせ、「今日はこのモードですよ」とナビゲートする仕様にしました。


――アプリがコンシェルジュのような役割を果たすわけですね。その体験価値を一言で表すと何でしょうか?

一言で言うならば「寄り添い」ですね。本音を言えば、お客様はみなさん「最短で最大の効果」を求められます。

しかし美容医療とは違い、美顔器は日々の積み重ねが大切です。その間に「これで合っているんだ」という安心感や、正しくケアできているという満足感を提供することが私たちのミッションだと考えています。


精度だけではない。Panasonicが重視した“寄り添い感”

インタビュー風景
弊社の肌分析技術を選んだ決め手となったのは、意外にも「自分の顔を直視したくない」という繊細なユーザー心理への配慮。

弊社のARの見せ方が持つ「柔らかさ」に、Panasonicが掲げる「寄り添い」との共通点を見出したそうです。


――数ある肌分析技術の中で、弊社のAI肌分析を導入しようと決めたきっかけを教えてください。

実はアプリを具体化する数年前から、スマホで肌の状態を分析する技術の調査は進めていました。

その中で、すでに多くのグローバル企業や化粧品メーカーでの採用実績があった御社の技術には、非常に高い信頼感を持っていたんです。


――ありがとうございます。選定の際、特に重視されたポイントはどこにありましたか?

精度はもちろんですが、一番の決め手は「ユーザーへの配慮」です。肌分析といっても、スマホで撮った自分の素肌を直視するのは、少し抵抗がありますよね。御社の技術は、分析後の顔写真にほんのり美肌フィルターがかかっていて、どこか「柔らかさ」がある。この「寄り添い感」が、私たちの目指すアプリのコンセプトに合致しました。

肌分析 使用イメージ

――「自分の顔を撮りたくない」という心理的ハードルを下げる見せ方は、私たちが非常にこだわっている部分です。そこに共感いただけたのは嬉しいですね。

現在はAI肌診断を中心に活用していますが、今後はARを活用したメイクシミュレーションやヘアスタイル提案など、Panasonicが展開する幅広い美容領域へと発展していく可能性を感じています。

コストや運用面での柔軟性も踏まえ、総合的に判断して御社が最適なパートナーであると確信しました。


認知94%・利用86%|“知っている”だけで終わらない高利用率

アプリ使用イメージ
多くのアプリでは、新機能を知っていても、実際に使うまでには至らないユーザーが少なくありません。

しかし『with Panasonic Beauty』では、肌分析機能を認知している人のほとんどが、この機能を利用しているといいます。


――アプリのアクティブユーザーにおける「肌分析」の認知度や、実際の利用率について教えてください。

非常に高い水準で推移しており、認知率は94%、そのうち実際に使ってくださっている利用率は86%に達しています。


――認知と利用率に差が少ないのはすごいですね。

一般的にアプリの機能は、「知っている」から「実際に使う」へ移行する間に大きな離脱が起きるものです。しかし、この肌分析はそのギャップが極めて小さい。

これは、単に機能として存在しているだけでなく、お客様にとって「使ってみたくなる、使う必要がある」と感じていただけるUX設計ができている結果だと考えています。


導入の成果|継続意向は94.2%へ

アプリ継続意向に関する定量調査 グラフ

――アプリを使い始めてからの「ユーザー満足度」についてはいかがでしょうか?

アプリ利用者への定量調査結果では、アプリの満足度(満足+やや満足)は約70%です。特筆すべきは継続意向で、「使い続けたい」「やや使い続けたい」と回答したユーザーは全体の94.2%にのぼりました。

「自分の肌の状態を知る」という体験が、単なる機能の一つではなく、ユーザーが美顔器を使い続けるための「強いモチベーション」になっていることを、改めてデータが証明してくれたと感じています。


ライフスタイルに自然に溶け込む。Panasonic流UI設計

『with Panasonic Beauty』使用イメージ
ユーザーが自然と使い続けたくなる仕掛けは、アプリのUI/UXにも丁寧に織り込まれています。毎日使うものだからこそ、あえて「指示しすぎない」のがPanasonic流。

カレンダーの並び一つとっても、随所に続けたくなる工夫が隠されています。


――アプリのUIやUXにおいて、ユーザーが使い続けたくなるために工夫された点はありますか?

最も意識したのは「プレッシャーにならないこと」です。美容アプリというと、未来のスケジュールをびっしり埋めて「今日はこれをやりなさい」と指示する形になりがちですが、私たちはあえてそれを避けました。


――管理をしっかりした方が継続に繋がりそうですが、なぜ避けたのでしょうか。

『with Panasonic Beauty』使用イメージ

毎日忙しい中で、「やらなきゃいけない」という義務感は挫折の元になります。だからこそ、アプリを開いたときに「今日はこのモードがおすすめですよ」という、あくまでその日の自分に合わせた提案に留めています。

できなかった日があってもいい。その「寄り添い感」が、結果的に心地よさに繋がると考えたんです。


――カレンダーの表示順もこだわりのひとつでしょうか?

『with Panasonic Beauty』使用イメージ
気付いていただけて嬉しいです。一般的なカレンダーアプリは今日の日付が一番上にきますよね。でも私たちのアプリでは、あえて「今日が一番下」にくるようにしています。

スマホをパッと開いたときに、上の画面に「これまで積み上げてきた記録」が自然と目に入るようにしたかったんです。「ああ、自分はこんなに頑張ってきたんだ」という実感を視覚的に得ていただく。このちょっとした工夫が、ユーザーの方から「やった実感が湧く」と好評をいただいているポイントです。


――弊社の肌分析スコア表示についても、工夫されているなと感じました。

『with Panasonic Beauty』使用イメージ

はい。点数が上下することに一喜一憂しすぎないよう、昨日よりも良くなっている「良いところ」をピックアップして伝えるようにしています。


ビッグデータの活用と今後の課題について

インタビュー風景
継続意向94.2%という高い結果にとどまることなく、Panasonicの視線はすでにその先へ。

数値では測りきれないユーザーの主観的満足や、撮影環境などに左右される肌分析の課題とも真摯に向き合いながら、次なる進化について語っていただきました。


――導入から現在まで、膨大な利用データが溜まっているかと思います。今後のマーケティングや開発にどう活かしていく予定ですか?

実は、肌分析のスコアをそのまま技術開発のエビデンスにするには、まだ課題もあります。お肌の状態は、季節やホルモンバランス、撮影環境の明るさなど、美顔器以外の要因でも大きく変動するからです。


――スマホのカメラ性能や環境光に左右される部分は、私共としても技術的に挑戦し続けている領域です。

ただ、年代ごとの悩みや傾向といったビッグデータは確実に蓄積されています。

今後は、どの年代の方が、どのモードをどう組み合わせて使っているときに満足度が高いのか。そうした相関関係を分析し、よりパーソナライズされたケアを提案できるロジックに昇華させたいと考えています。


未来の美容体験。AIエージェントが拓く新境地

インタビュー風景気になる美顔器の使い方を教わる弊社社員(右)

そして話題は、最新の「生成AI」を活用した未来の美容体験へ。

単なる機能の説明を超えて、手持ちのコスメとの相性まで相談に乗ってくれる「自分だけの専任アドバイザー」。そんなワクワクするような未来が、すぐそこまで来ていることを予感させます。


――今後は生成AIやAIエージェントの活用も期待されています。御社としては、どのような構想をお持ちですか?

非常に興味があります。今、私たちが考えているのは「成分解析」や「アイテムの組み合わせ」への踏み込みです。美顔器だけでなく、その日使っている化粧水や美容液の成分と、美顔器の各モードをどう掛け合わせるのが最適なのかを提案できるようになったらいいですね。


――まさに「自分専用のアドバイザー」のような存在ですね。

生成AIを活用して、もっと自然な会話の中で「今日は乾燥が気になるから、この美容液を使ってから、美顔器のこのモードを使いましょう」と提案してくれる。それが一方的なアドバイスではなく、対話によって深まっていく……そんな未来はそう遠くないと感じています。


――弊社でも、AIエージェントがユーザーと会話しながら、過去の履歴やその日の気分を反映させてアドバイスする仕組みの検討を進めています。

いいですね。技術が高度になればなるほど、最後は「心」に届く体験かどうかが重要になります。

御社の革新的なAI技術と、私たちが長年培ってきた「お肌に対する知見」を掛け合わせれば、もっと多くの人を笑顔にできるはずです。


――ありがとうございます。これからも、ユーザーが楽しみながら「一生の美しさ」を手に入れられるよう、共に歩んでいければと思います。


編集後記:取材を終えて

今回の対談を通じて最も印象的だったのは、Panasonicが「デジタル」を単なる効率化の道具ではなく、「人の心に寄り添うためのツール」として捉えていることでした。

AI肌診断による数値化も、その目的は「分析」ではなく「安心」のため。カレンダーの並びやメッセージのトーン一つひとつに込められた細やかな配慮が、継続率90%以上という驚異的な数字を支えているのだと感じます。

テクノロジーが進化し、美容体験がよりパーソナルかつロジカルになるからこそ、そこに込められた「人の想い」が価値を持ちます。

パーフェクト株式会社は、これからもビューティーテックの基盤を支えるパートナーとして、技術と想いを繋ぎ、お客様の理想に寄り添うソリューションを提供し続けてまいります。


パーフェクト株式会社について

パーフェクトロゴ
パーフェクト株式会社は、日本、アメリカ、ヨーロッパ、台湾、中国、インドに拠点を構えています。 お客様のニーズや予算規模に合わせた柔軟なソリューションを提供しており、現在700以上のコスメ・ファッションブランドとパートナーシップを結び、10万点以上のコスメ商品を60か国以上で展開。 

最先端のAR(拡張現実)およびAI(人工知能)技術を活用したサービスを、美容・ファッション業界のブランドや小売店に提供しています。

お問い合わせはこちら



お問い合わせ
続行するにはCookieを有効にしてください。当社のCookie使用に関しての詳細はこちら をご覧ください。