画像生成AIの普及に伴い、SNSでは近年「AI絵師」が注目されています。
そこで、今回の記事ではAI絵師になる方法やAI絵師で稼ぐ方法をご紹介します。
AI絵師とは?
AI絵師とは、人工知能(AI)を使って絵やイラストを描く絵師のことです。
▲AI絵師によって描かれたイラスト
プロンプトと呼ばれるテキストから高品質な作品を短時間で容易に生み出すことのできるAI絵師は、個人の創作活動から広告・ゲーム業界に至るまで幅広く活動しています。
AI絵師になれるおすすめツール
「『Midjourney』や『Stable Diffusion』を使えないとAI絵師にはなれない?」
AI絵師と聞いて、そんな疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
ここではAI画像生成・初心者さんでも簡単にAIイラストを生成するやり方とおすすめツールを紹介します。
ハイクオリティで使いやすい画像生成ツール『YouCam AI Pro』
『YouCam AI Pro』は、テキストから画像生成ができるプロのAI絵師にもおすすめの画像生成AIアプリです。
画像生成以外にも、AIイラストの拡張や類似画像の生成など、細かな調整ができるのもおすすめポイント。
SNSや掲示板サイトに作品を投稿する前の手直しや、似たような画像の大量生成がスマホで可能です。
▲AI画像を拡張して迫力のある作品に
▲プロのAI絵師にも人気の画像修正機能
ちなみに、『YouCam AI Pro』はブラウザ版『YouCam 画像編集ツール』も用意されているのでパソコンで作業したい人はそちらを利用するのもおすすめです。
AI絵師のような画像を生成する方法
それではさっそく、上記で紹介したAI画像生成ツールでプロのAI絵師のようなイラストを生成してみましょう。
ステップ①『YouCam AI Pro』をスマホにダウンロード
まず、下のボタンからアプリをインストールしておきます。
ステップ②プロンプトを入力
アプリを開いたら生成したい画像の特徴をプロンプト入力し、スタイルを選びます。
日本語でも大丈夫です!
ステップ③画像生成完了
好みの画像が生成されたら右上の保存ボタンをタップします。
ステップ④AIイラストを拡張
ステップ③で終了で終了しても問題ないですが、さらに極めたい人向けに拡張を紹介します。
比率や位置を調整して画像の足りない部分をAIで補足します。
▲画像の比率や位置を調整
▲元画像にはなかった部分を補完
ステップ⑤好きな服に置換
生成された服装に満足がいかなかったときや、余計な物が生成されてしまったときに役立つ「AI置換」。
変えたい部分を指でなぞって、変えたいものをプロンプトで入力します。
▲ブルーのドレスをピンクのワンピースに変更
すると、素敵なピンクのドレスに着替えさせることができました。
このように、画像生成機能だけでなく他の機能と組み合わせることで、より理想のAIイラストを作り上げることができます。
AI絵師になって稼ぐ方法
AI絵師として上手く成功すれば、AIイラストで収益化することも可能です。
ここでは、AI絵師の代表的な稼ぎ方をいくつかご紹介します。
①ポートフォリオを作成する
本格的にAI絵師で稼ぐには、まずはポートフォリオを通して自分のスキルを潜在的なクライアントにアピールする必要があります。
一般的によく知られているポートフォリオ掲載サイトとしては、『Behanc』 や『DeviantArt』などが知られています。
また、現在ではTikTokやX(Twitter)などのSNSを活用している絵師の方も多くいます。
作品の認知度が高まれば、SNSを通じて直接依頼を受注する機会も増えるでしょう。
②グッズ販売
AI絵師で収益化する方法は、何もイラストを生成するだけではありません。
自分のアート作品をTシャツ、マグカップ、ポスターなどにしてグッズ販売するのもおすすめです。
『Redbubble』などのオンラインマーケットプレイスを活用すれば、日本国内だけでなく海外にも自分のグッズを販売できます。
③AI絵師になるための方法をレクチャーする
AI画像生成に関するコンテンツは、現在進行形で常に進化し続けています。
そのため、『Skillshare』や『Udemy』などの有料オンラインコースサイトやブログを通して有益な情報を販売すれば、効率的に収益化することが可能です。
SNS運営と並行しながらAI絵師としての認知度を高めることで、さらに多くの受講者を集められるでしょう。
有名なAI絵師
ここからは、AI絵師界隈でよく知られている有名なAI絵師をご紹介します。
有名なAI絵師①「852話(hakoniwa)」
「852話(hakoniwa)」さんは、幻想的な風景画や二次元アニメ、写実的なAI美女など幅広いスタイルのAI画像を生成するAI絵師です。
2022年に画像生成AI「MidJourney」を使用してAI画像を作成し始め、その結果が大きな反響を呼びました。
彼の作品は、AI技術を駆使して再生成された画像をアニメーションとして活用するなど、新しい表現手法を探求しており、その制作過程や技術についても公開しています。
有名なAI絵師②「めい/AIイラストレーター」
「めい/AIイラストレーター」さんは、X(Twitter)のフォロワー10000人を超えるAI絵師です。
二次元アニメ系の美少女を描くのが得意で、AIイラスト集やキーホルダーグッズなどの販売もしています。
二次元アニメ風のAI画像生成に興味のある人はぜひチェックしてみて下さい。
有名なAI絵師③「AI絵師 からし」
AI絵師は、なにも二次元アニメ系のみとは限りません。
「AI絵師 からし」さんは、下手な絵のデータばかりを学習させたAIで、幼稚園生が描いたようなイラストを生成するAI絵師です。
ほぼ黒ペンだけで描いた素朴なイラストは、どこか可愛くてクスっと笑ってしまいます。
AI絵師で注意すること
AI画像生成ツールで簡単に高品質なイラストを「描く」ことができるAI絵師に、批判の声が上がっているのも事実です。
ここでは、AI絵師がX(Twitter)などで炎上している原因についてまとめます。
①著作権問題
AIが生成する画像や絵の中には、既存のアーティストの作品を元にしているものが多く含まれます。
これが著作権侵害にあたる可能性があるため、アーティストコミュニティから強い反発を招いています。
②アーティストへの影響
AIが簡単に高品質な絵を生成できるようになったことで、伝統的なアーティストの仕事が脅かされるという懸念があります。
特に、依頼を受けて絵を描くフリーランスアーティストやイラストレーターにとっては、競争が激化し、収入源が減少する可能性があります。
③オリジナリティと価値
AIが生成する絵は時に非常に高品質ですが、独自性や創造性の観点で疑問視されることがあります。
AIが生成した作品が人間の創造性と同じ価値を持つのかという倫理的な議論も炎上の一因です。
④不正使用
AI生成の絵を、自分が描いたものとして発表するケースが増えています。
これがコミュニティ内での信頼を損ない、炎上の原因となることがあります。
⑤ライセンスと利用規約
AIツールの利用規約やライセンスについての誤解や不透明さも問題です。
ツールの規約を正しく理解せずに商用利用することで法的なトラブルが発生し、それが炎上の原因となることがあります。
⑥倫理的懸念
AIが生成するコンテンツに対して、倫理的な懸念もあります。
AIが学習するために使用するデータにバイアスが含まれている場合、それが作品に反映され、不適切な内容を含むことがあります。
まとめ
以上、今回の記事ではAI絵師になる方法とAI絵師で稼ぐ方法をご紹介しました。
AI絵師とは、AI画像生成ツールを使って絵やイラストを作成する絵師(イラストレーター)のことです。
AIが登場した今、AI画像生成ツールの使い方さえある程度マスターすれば、絵をかいたことのない人や絵心のない人でも簡単にAI絵師として収益化することができます。
無料で使えるAI画像生成ツールも多くあるので、ライセンスや利用規約などをしっかりと踏まえつつ、自分のオリジナリティを活かしたAI作品を生み出してみてください。
この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。