画像生成AIの登場により、今では絵に自信のない人でもプロ並みの漫画を描けるようになりました。
そこで、今回の記事では漫画を作る際に便利なAI漫画作成アプリ・サイトおすすめ5選をご紹介します。
AI漫画作成ツールを使って、実際に漫画を制作する方法についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【無料】AI漫画が作成できるサイト・アプリおすすめ5選
1位:AI漫画のイラストを作成できる『YouCam AI Pro』(アプリ)
マンガを描くにあたって、一番時間がかかる工程といえば、キャラクター作りですよね。
AI画像生成アプリ『YouCam AI Pro』では、ラフ画をAIに読み込ませるだけで精密な描写のキャラクターを作成することができます。
まずは試しに、この人物の手描きイラストを読み込んでもらいます。
▲ベースとなるラフ画
▲かわいいキャラに変身!
少女漫画の主人公のような感じのキャラクターがあっという間に出来上がりました。
▲いろいろなテイストの色付けができる
また、このアプリでは制作したキャラクターをさらに色を付けることもできます。
キャラクターデザインに悩んだ際や、自分の絵に自信が持てない人はぜひ活用してみてください。
▲ウェブ版
パソコンで作業したい人は、ウェブ版の『YouCam 画像編集ツール』を使うのもおすすめです。
テキストからさまざまなスタイルのAI漫画を生成できます。
2位:漫画作成時のアイデア出しをサポート『Comic-Copilot』(サイト)
▲『Comic-Copilot』の操作画面(『Comic-Copilot』のホームページより引用)
『Comic-Copilot』は、詰まりがちなアイデア出しを手伝ってくれるAI搭載のマンガ制作サポートツールです。
テーマの考案だけでなく、セリフのパターンやキャラクターの名前まで出してくれ、初心者でも安心して作品の内容をスムーズに組み立てていくことができます。
下でご紹介している『ChatGPT-4』とは異なり、漫画作成を専門としたAIが搭載されているため、仕事用として本格的に利用することが可能です。
3位:漫画コマ割りができる『FramePlanner』(サイト)
▲『FramePlanner』の操作画面
『FramePlanner』は、複雑なログイン手続き不要ですぐに利用可能な簡易漫画制作ツールです。
ページ別のコマ割りや吹き出し・セリフの挿入をAIが配置してくれるので、構図に悩む必要がありません。
画像をドラッグ&ドロップしてコマにあてはめれば、簡単にプロっぽい漫画が完成します。
4位:四コマ漫画を自動で作成『ChatGPT-4』(サイト・アプリ)
▲ChatGPTで生成したAI漫画
AI画像生成機能が搭載されたChatGPTの最新版『ChatGPT-4』では、なんとプロンプトを入力するだけで四コマ漫画をつくることもできます。
ただし、ChatGPTはマンガ作成に特化したツールではないため、セリフが文字化けしたり、ストーリーに一貫性がない場合があります。
あくまでも趣味程度で使うのがおすすめです。
5位:漫画のキャラが作成できる『World Maker』(アプリ)
『World Maker』は少年ジャンプ+が開発・監修している漫画ネーム制作アプリです。
漫画のみでなく、アニメ、映画、ドラマ、CMの絵コンテ制作することもできます。
作家デビューにつながるコンテストも随時開催しているので、将来、プロの漫画家を目指しているクリエイターの方はぜひ使ってみてください。
AI画像生成アプリで漫画を作る方法
以下では、AI画像生成アプリ『YouCam AI Pro』を使い、 AI画像生成アプリで漫画を作る方法について説明していきます。
テキトーに描いたラフ画でも、一瞬でプロ顔負けの漫画を生成できますよ!
ステップ①ラフ画をアップロード
最初に、マンガのベースになるラフ画か写真を用意します。
▲今回使用するラフ画
『YouCam AI Pro』アプリを起動すると、自動的に【テキストの画像生成】機能が表示されるので、描いたラフ画を挿入します。
ついでに漫画の大まかなタッチをプロンプトで指定します。
参考にしたい実在のマンガのタイトルや作者の名前を入力するとよりスムーズに生成できますよ!
▲プロンプトを入力する様子
ここでは、「セーラー服の女の子、背景は晴れた空、風が吹いている、少女漫画、白黒」と入力しました。
スタイルは「2Dアニメ」を選択します。
特にラフ画を用意していない場合は、プロンプトを入力するだけでも画像を生成することができます。
▲画像を生成する様子
ステップ②好きな漫画を選ぶ
するとこのように、ラフ画がかわいい漫画に変身します!
修正したい部分がある場合は、プロンプトを編集することで理想通りのマンガを作ることができます。
▲AIがラフ画から漫画を生成
ステップ③カラー漫画を作成する
次に【AIイラスト】機能を使って、白黒漫画をカラー化します。
【AIイラスト】機能を開くと、下のような画面が表示されるので、先ほどの画像をアップロードします。
▲画像をアップロードする
【AIイラスト】機能には、約30種類の多くのスタイルが用意されています。
好みのタッチのイラストを選び、漫画に色彩を加えましょう。
ステップ④カラー漫画の完成
たった30秒ほどでAIが白黒漫画をカラー化してくれました…!
▲カラー化された漫画
思い通りにいかない場合は、スタイルの画像を何度かタップするとイラストの品質が上がります。
このように絵が描けなくても、誰でも簡単なステップでかなりクオリティの高い漫画を作成することができます。
みなさんもぜひ、実際にダウンロードして使ってみてください。
おまけ:漫画をコマ割りする方法
上でご紹介したAI漫画作成サイト『FramePlanner』を組み合わせて使えば、
『YouCam AI Pro』で生成した画像をそのまま本格的にコマ割りすることができます。
画像をドラッグ&ドロップしてセリフを追加するだけで、気軽に漫画を制作することが可能です。
私も初めて使ってみましたが、実際にこのような漫画を制作できました。
(イラストは全て『YouCam AI Pro』で生成したものを使用しています。)
▲『FramePlanner』×『YouCam AI Pro』で漫画を作成
AI漫画とは?
AI漫画とは、人工知能(AI)を活用して作られた漫画のことを指します。
従来の漫画制作では、ストーリーの構成、作画、コマ割り、セリフの執筆など、すべての工程が人間の手によって行われてきました。
しかし、近年のAI技術の発展により、これらの作業の一部またはすべてをAIが自動化できるようになり、AIを活用した漫画制作の可能性が広がっています。
AI漫画生成ツールまとめ
プラットフォーム | 主な機能 | プラン | |
YouCam AI Pro | アプリ&サイト |
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Comic-Copilot | サイト |
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FramePlanner | サイト |
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ChatGPT-4 | アプリ&サイト |
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World Maker | アプリ&サイト |
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以上、今回はAI技術で漫画を作成できるおすすめアプリ・サイトを5選ご紹介しました。
ひとことに、AI漫画生成ツールといっても、ストーリー生成から作画、コマ割りまですべてAIに依存するもの~漫画家やクリエイターの補助ツールとして使用するものまでその種類はさまざまです。
みなさんもぜひ、今回の記事を参考に漫画制作の作業がはかどるツールを探してみてくださいね。
この記事の監修者
パーフェクト株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。