AIを使って「画像生成」をしたことがある人ならば、一度はプロンプトの入力に困ったことがありますよね。
- 作りたいイメージの画像を英語のプロンプトでどう書けばいいかわからない
- 他の作品のプロンプトを真似しても同じような画像が出力されない
筆者もこのようなケースに遭遇した経験があります。
最近では、参考画像のプロンプトを生成して調べるサイトやアプリがリリースされています。
この記事ではそんな悩める方々にむけてAIを使って画像から正確なプロンプトを抽出する方法とおすすめツール3選を紹介したいと思います。
画像からプロンプトをして生成する方法
画像のプロンプトを調べるツールはオンラインサイトやアプリなど様々です。
ここではブラウザ版とアプリ版の2パターンを使って調べる方法を紹介します。
無料サイトのプロンプト抽出で画像のプロンプトを調べる方法
今回使用するサイトは「YouCam画像編集ツール」です。
このオンラインツールはAI画像生成など、色々なAI機能が搭載されている画像編集ツールです。
ステップ①YouCam画像編集ツールを開く
まずこのサイトの「AI画像生成」のページを開きます。
ステップ②生成をタップ
「生成」をタップすると編集画面に飛びます。
右にある「プロンプト抽出」をクリックします。
ステップ③画像を選択
プロンプトを抽出したい画像をアップロードします。
ステップ④プロンプト完成!
数秒待つとプロンプトが英語で生成されます。
このプロンプトを使用してAI画像生成がすぐできるので、
「これににた画像をAIで生成したい」
という画像のプロンプトを調べたいときに役立ちます。
アプリのプロンプト抽出で画像のプロンプトを調べる方法
スマホで生成AIを使って画像のプロンプトを調べるなら、『YouCam AI Pro』がおすすめです。
なんとこのアプリでは、画像をアップロードするだけでAIが英語のプロンプトを正確に抽出してくれます。
また、生成したプロンプトから新たに違うスタイルのAI画像を生成することもできます。
今回は『YouCam AI Pro』を使って、簡単な4つのステップに分けて画像からプロンプトを調べたいと思います。
ステップ①プロンプトを抽出したい画像を用意
▲今回はこの画像を使用します。
この画像から抽出されたプロンプトが、「飛んでいる、犬、翼、背景、空」などと出力されたら成功と言えますね。
参考にする画像はこんなに癖の強いものじゃなくても大丈夫です(笑)
ステップ②アプリを開いて「プロンプトを作成」ボタンを押す
▲入力画面の下にあります
『YouCam AI Pro』を開くと、ホーム画面が表示されると思います。
そのあと、プロンプト入力欄の下に「プロンプトを作成」ボタンがあるのでタップして開きます。
ほかにも、沢山の機能があるので気軽に遊ぶことができます。
ステップ③抽出したい画像を選択
▲「写真を追加」ボタンをタップ
次に、先ほど用意した画像を選択します。
ポイントとしては、選択の際にすべての写真が表示されるのでごちゃごちゃして見づらいと思います。
なので、事前にお気に入り選択やアルバムに入れるなど管理をしていると作業が楽になります。
ステップ④プロンプトの完成
▲英語のプロンプトが表示される
今回のプロンプト抽出結果は、「small dog, flying, in the air, wing」と詳細に出力されているので成功です。
画像生成をする場合、全体的に英語でのプロンプト入力になるため、画像のプロンプトが英語で調べられるのは本当に便利です。
実際にこのプロンプトで画像生成してみた
▲4つのスタイル比較画像
先ほど調べたテキストプロンプトを用いて、別のスタイルに変換しても機能しているのかを検証してみました。
検証結果としては、きちんと反映されていてプロンプトの精度の高さがわかりますね。
プロンプトを抽出して調べられるAIツールおすすめ3選
1位:YouCam 画像編集ツール
YouCam画像編集ツールはブラウザ上で使用できるオンラインツールです。
特にAI画像生成などのAI機能が豊富に搭載されており、画像のクオリティも高いです。
プロンプトの抽出は英語ですが、実際に画像生成する際には日本語のプロンプトでも対応しているのが嬉しいポイント。
もちろん抽出して調べられるプロンプトの正確性も高いのでおススメです!
2位:YouCam AI Pro
『YouCam AI Pro』は、機能性が豊富なだけでなくボタンをタップするだけで、英語のプロンプトが抽出されて画像のプロンプトが調べられるのが唯一無二で便利です。
また、画像生成の機能は英語と日本語の両方で入力できるのでユーザーにとって非常に利用しやすいです。
画像参考機能もあるので、プロンプトだけでは詳しく表現できなくても参考画像と一緒にアップロードするだけで、より完成度の高い作品を作る事ができます。
3位:Stable Diffusion
『Stable Diffusion』の使用感としては、ある程度AI画像生成を行った方は、難なく扱えると思いますが自身のパソコンに導入して、環境設定まで必要なため起動するまでが非常に複雑で難しい印象でした。
今では、Web版も登場しているためお試しでコンテンツを使用する分には問題なく使用できると思います。
下の画像は、ダウンロードした後の管理画面になります。色々微調整ができて細かいところまでカスタムすることができます。
無料版ChatGPTでプロンプト抽出はできるの?
結論としては、できます。
ですが、チャット形式で行うので意思疎通のすれ違いが生まれやすいのがすこしデメリットです。
英語のやりとりだと精度は少し上がります。
なので、ワンタップで簡単に抽出して画像のプロンプトを調べられる『YouCam AI Pro』はすごく便利です。
簡単に生成するコツ
▲プロンプト(prompt)が出力される様子
画像から精度の高いプロンプトを抽出するには、テンプレートのプロンプトを使用することをおすすめします。
最初にこのプロンプトをChatgptに投げてから、画像を渡すとより精度の高いプロンプトを提供してくれるのでより効率的に画像のプロンプトを調べられます。
(以下が参考プロンプトです)
下記の{ゴール}を達成することを目標に、画像生成用のプロンプトを生成する作業を手伝ってください。
条件などの復唱よりも、プロンプトの出力だけを優先してください。
###ゴール
今からアップロードした画像から、画像生成用のプロンプトを生成する
###制約 画像は生成しない。 英語で出力してください。
画像からプロンプトを生成するAIの仕組み
簡単に説明すると、AI画像(image)がどういった構成でできているのかを分析して割り出しています。
- 画像処理: 画像の粗さや明るさなどを調整します
- 特徴抽出: 形や色、キャラクターをパーツの配置などを認識します
- 対象物の識別: 抽出された特徴を、ネットにある情報と照らし合わせ何の画像なのかを割り当てます
そしてプロンプトが出力されます。主にこの3ステップで構成されていると言われています。
画像からプロンプトを生成するメリット
画像からプロンプトを生成していくうえで、いくつかメリットを見つけたので3つにまとめて紹介したいと思います。
一部分だけを調整することができる
プロンプトを抽出した後に、どの要素が細部に影響を与えているのかなどがわかれば、より事細かに知ることができます。
なので、キャラクターの顔や表情、ポーズなども編集していくことが可能になります。
しだいには、自分の頭の中で思い描いていた作品を作れるようになれるでしょう。
表現したいプロンプトを勉強できる
プロンプトを理解するということは、使えば使う分だけ感覚として覚えていくので、どんどん自分が思うように表現することができるようになっていくと思います。
さらには、「Midjourny」や他サイトでみんなが作った作品を閲覧できるサイトがあり、そこでプロンプトも見ることができるので、より理解が深まると思います。
英語の勉強にもなる
プロンプト抽出から得られるのは、英語での表記なので少なからず単語の意味も理解しないといけません。
なので、始めたばかりであればアプリや無料ツールなどを使用して、画像のプロンプトを調べてから画像生成に慣れていくのがいいと思います。
ですが、数を繰り返していくうちに英単語を覚えていき「一石二鳥」なんてことも起こりえるかもしれません。
まとめ
今回は、AIを使って画像からプロンプトを生成する方法とおすすめツール3選について解説しました。
筆者もAI関連のものを触ってみるのが好きで、画像からプロンプトを抽出するので苦労した覚えがあります。
ですが、今では便利なツールやアプリがたくさん登場しており画像のプロンプトを調べられるので便利になりました。
特に、ChatGPTを使った抽出方法は自力でやるには少し癖があるので、参考のプロンプトを使用して調べてみてください。
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この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。