パスポート写真を撮影する際、写真館や証明写真機を利用するのが一般的ですが、最近では手軽に撮影・修正できるスマホアプリを活用する人も増えています。
特に、規定に合ったサイズ調整や背景の編集ができるアプリなら、わざわざ外出せずに自宅で簡単にパスポート写真を準備できます。
そこで今回の記事では、パスポート写真アプリおすすめ5選と作成方法をご紹介します。
【無料】パスポート写真アプリおすすめ5選【2025年最新】
1位:高品質なパスポート写真を作成できるアプリ『ユーカム(YouCam Perfect)』
高品質なパスポート写真を自宅で簡単に作るなら、おすすめなのがアプリ『ユーカム(YouCam Perfect)』です。
背景の切り抜きだけでなく、写真の補正もでき、写りの良いパスポート写真を作成できます。
✅パスポート写真の背景を作成
▲パスポート写真アプリで背景を合成
このアプリでは、パスポート用に撮影した写真の背景の色を白や薄いブルーなどの色に変えられます。
AIが自動で人物の後ろの背景を自動で切り抜いてくれるので、影を写すことなく、写真館で撮ってもらったようなきれいなパスポート写真を作成できます。
✅パスポート写真をアプリで自然に盛れる
▲パスポート写真を自然に美顔加工
一度発行すると、5年~10年持つことになるパスポートの写真。
せっかくなら、少しでもきれいな写りの顔写真を撮りたいですよね。
このアプリなら、パスポート写真の顔に自然なメイクや美白加工ができるので、規定の範囲内でさりげなく盛れます。
✅パスポート写真の服の色の変更も可能
▲パスポート写真の服の色を変えられる
パスポート写真では、背景と被写体の境目がはっきりした写真が推奨されています。
アプリを使えば、このようにうっかり背景と同系色の服を着てしまった際にも、あとから自然に服の色を変更できて便利です。
▲パソコンでの作成も可能
また、サイト版の『YouCam画像編集ツール』なら、パソコンで高品質なパスポート写真の作成が可能です。
写真の背景切り抜き機能や、画質の改善機能など、自宅で簡単にパスポートなどの証明写真を加工できます。
2位:高品質なパスポート写真をアプリで作るなら『パシャット』
『パシャット』は、FUJIFILM純正のパスポート写真をプリントできるアプリです。
加工した写真は、ネコポスか宅配便のどちらかで自宅発送が可能で、低価格かつ高品質なパスポート写真を作成できます。
コストを抑えつつ、公式規格に準拠したパスポート写真を作りたい方におすすめです。
3位:パスポート写真の撮影から加工をアプリ1つで完結『美肌証明写真』
『美肌証明写真』は、パスポートや履歴書、マイナンバー用の証明写真を撮影・加工できるアプリです。
顔写真の明るさ、美肌、彩度などの色調補正が充実しており、顔写りの良い写真に仕上がります。
なお、作成した写真のデータを保存すれば、セブンイレブンやファミリーマートなど最寄りのコンビニで印刷も可能です。
4位:100ヵ国のパスポート写真が作れるアプリ『Passport Photo』
『Passport Photo』 は、その名の通りパスポートの写真を作成するために作成されたアプリです。
なんと、このアプリでは100ヵ国のパスポート規格に対応したテンプレートが用意されており、もちろん日本のパスポート写真の作成にも対応しています。
一度に印刷したいパスポート写真の枚数もスマホ上で選択できるのもメリットです。
5位:パスポート写真を自宅で印刷するなら『Canva』
『Canva』は、パスポート写真作成アプリではありませんが、サイズ変更機能や人物の背景切り抜き機能が非常に充実しています。
AIを活用した自動の写真編集機能で、パスポート写真を補正したり、背景の色を自然に変えることができます。
以前撮影した自撮り写真をパスポート向けに加工したい方にもおすすめです。
パスポート写真をアプリで作成する方法
ここからは、実際にアプリでパスポート写真を作成する方法をご紹介します。
ステップ①アプリを開く
アプリ『ユーカム(YouCam Perfect)』をダウンロードし、起動します。
▲アプリのトップ画面
写真を加工する前に、まずトップ画面下の【設定】をタップします。
ステップ②設定する
▲アプリカメラの設定画面
パスポート写真では、左右が反転した写真(鏡写りの写真)の使用が禁止されています。
通常のスマホの自撮りカメラだとこの規定を満たさないので、パスポート用に自撮り写真を撮る際は、必ず【フロントカメラミラー】を「オフ」にしましょう。
また、【画質】を「高」に設定しておくと、アプリでも高品質なパスポート写真に仕上がります。
ステップ③写真を撮影
▲撮影した写真
アプリ内の【カメラ】機能で自撮り写真を撮影します。
写真のサイズは、後で適当な規格にトリミングするので、顔の上下を少し空けて撮影するのがおすすめです。
ステップ④背景を削除
▲背景を削除する
次に、背景を削除機能を開きます。
機能を開くと、上の画像のように、自動で写真の背景が切り抜かれます。
ステップ⑤背景を選択
▲白背景がおすすめ
透過した顔写真の背景の色を選びます。
日本のパスポートでは、白背景の写真が推薦されていますが、グラデーションなしの淡いブルーやグレーであれば、カラー背景もOKです。
ステップ⑥写真を補正
▲アプリで肌を白くする様子
下のツールバーにある【レタッチ】モードを開くと、顔を補正することができます。
- ニキビやほくろを隠せる:美肌機能
- 顔に自然なメイクを施せる:メイク機能
- 肌を美白に見せる:肌の色変更機能
- 自然な笑顔にする:スマイル機能
- 写真の目の反射を防ぐ:赤目機能
など、パスポート申請条件の範囲内で写真の顔加工が可能です。
▲アプリでパスポート写真をメイク
- リップ
- 眉毛
- チーク
- 髪色
- コンシーラー
- ハイライト
などを調整すると、より血色の良い写りの顔になれます。
ステップ⑦保存
▲加工した写真を保存
加工した写真を一旦保存します。
ステップ⑧『パシャット』を開く
▲【証明写真|撮影】を選択
次に、アプリ『パシャット』を開き、トップ画面から【証明写真|撮影】を選択します。
ステップ⑨パスポートを選択
▲パスポートサイズを選ぶ
【パスポート|マイナンバー(45mm×35mm)】を選択します。
ステップ⑩写真をアップロード
▲頭とあごの位置を調整
先ほどの写真をアップロードし、頭とあごの位置を丸の中にあてはめます。
このアプリでは、パスポート写真の明るさやコントラストなども調節できるので、必要に応じて写真を修正します。
▲写真を最終調整する様子
ステップ⑪印刷プランを指定
▲保存もしくは印刷が可能
最後に、作成したパスポート写真を印刷すれば完成です。
- データを端末に保存する場合:150円
- データ+プリントした写真を自宅へ発送する場合:300円
の手数料が発生します。
パスポート写真を当日以内に受け取りたい方は、データを保存して、そのままコンビニで印刷するのがおすすめです。
パスポート写真をアプリで作成する際の条件
日本のパスポート申請用写真は、以下の規定に沿って作成することが外務省により規定されています。
パスポート写真をアプリで作成する際には、これらの点に留意して撮影・加工するようにしましょう。
写真のサイズ
▲適当なパスポート写真の例
- 縦45mm×横35mm
- 顔の大きさは34±2mm、上の空間は4±2mm
※写真は、外務省の公式ページより引用
写真の背景
- 白、もしくは薄い青などの淡い色
- グラデーション背景は禁止影が入らないようにすること
顔・頭・服装についての撮影の規定
- 帽子やアクセサリーをつけていないこと
- 顔が真正面を向いていること
- 顔の輪郭や耳が髪の毛、衣服などで隠れていないこと
- 背景との境目がはっきりした色の服を着用すること
目の周辺が下記の条件を満たすもの
- 髪の毛、マスク、眼鏡、つけまつげ、まつげエクステ等の一部、或いはその影が入っていないこと
- カラコンをつけていないこと
写真の品質に関する規定
- 画質が鮮明でぼやけていないこと
- 顔にテカリやムラがないこと
- 写真を左右反転しないこと
- 目を大きくしたり、顔のパーツを過剰に加工しないこと
- 印刷時のドットやインクの滲みがあるものは不適当
パスポート写真作成アプリに関する質問
パスポート写真はアプリで撮ってもいいですか?
現在、スマホアプリで撮影した写真をパスポートに使用してはいけない規定はありません。
寧ろ、アプリを使えば、証明写真機や写真館で撮影するよりも低コストで写真を用意できるため、パスポート写真アプリの需要は近年ますます高まっています。
ただし、パスポート写真には厳格な規定がありますので、撮影時には背景や表情、サイズなどの要件を十分に確認し、適切に調整することが重要です。
パスポートの写真はお化粧してもいいですか?
パスポート写真において、適度なメイクは許容されています。
ただし、本人の識別が困難になるような過度なメイクや、顔の特徴を大きく変えるような加工は避けるのが無難です。
最近では、『ユーカム(YouCam Perfect)』など、自然なメイクが施せるパスポート写真アプリも登場しているので、すっぴんの状態で撮影し、後からメイク加工を施すのもおすすめです。
パスポート写真をコンビニで印刷できるアプリは?
『美肌証明写真』や『パシャット』など、一部のパスポート写真アプリでは、保存した写真を最寄りのコンビニで直接プリントアウトすることができます。
ただし、データ保存や印刷代は別途でかかるため、事前に料金や対応コンビニを確認しておくと安心です。
パスポートは2025年3月からどう変わる?
外務省によると、2025年3月24日より、パスポートに関して以下の変更が実施されます。
パスポートの申請・更新をご検討されている方は、外務省の公式サイトで必ず詳細を確認するようにしましょう。
①新しい「2025年旅券」の導入
偽造・変造対策を強化するため、顔写真ページにプラスチック基材を用いた新しいパスポートが発行されます。
②申請から交付までの期間延長
新しいパスポートは国立印刷局で集中的に作成されるため、申請から交付までの期間が現在よりも長くなり、日本国内では約2週間、国外では2週間から1か月程度かかる見込みです。
③オンライン申請が可能に
2025年3月24日以降、新規申請も含め、全国でパスポートのオンライン申請が可能となります。
まとめ
以上、今回の記事では、パスポート写真アプリおすすめ5選とスマホでパスポートの顔写真を作成する方法についてご紹介しました。
パスポート写真アプリを活用すれば、自宅にいながら手軽に証明写真を作成できます。
特に、背景の変更が充実したアプリを選べば、規定に沿った写真をスムーズに準備できるため、撮影や修正の手間を省くことができます。
今回ご紹介した5つのアプリを比較し、ぜひ、自分に合ったものを選んでみてください。
この記事の監修者
パーフェクト株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。