動画に文字や字幕が入っていると音声なしの状態で視聴していても内容を理解できたり、重要な部分が一目でわかったりするメリットがあります。
ですが、長い動画の字幕を手入力するのは大変ですよね。
iPhoneやAndroidで撮影した動画に効率よく字幕を入れるなら、動画の音声を自動で文字起こしして字幕を付けられるアプリの利用がおすすめです。
動画の音声が自動で文字起こしされるので一部を変更するだけで字幕が完成するので、文字入れが楽になります。
字幕のフォントや色を変更できるアプリも多いので、おしゃれな字幕が入った素敵な動画も簡単に作成可能。
この記事では、iPhoneやAndroidで動画に文字や字幕を入れられる無料アプリおすすめ5選を使い方の解説付きでご紹介します。
文字入れ・字幕アプリとは
この記事で話す文字入れアプリとは、動画に字幕をつける加工ができるアプリを指します。
よくYouTubeやTikTokなどの動画で目にする字幕をつける機能のついたアプリです。
アプリによって自動で文字起こししたり、他の言語に翻訳したりなど利用できる機能が異なります。
字幕アプリおすすめ5選
おすすめ①AI搭載!字幕を自動で入れるアプリ【YouCam Video】
価格:無料(アプリ内課金あり)
YouCam Video(ユーカムビデオ)は字幕や文字を入れる機能を持つ動画編集アプリです。
高性能なAIを搭載するアプリなので、自動で字幕を入れるボタンをタップするだけで精度の高い文字起こしが可能です。
✅自動で動画に字幕を入れられる
このアプリでは、動画の中の音声をAIが読み込んで自動で字幕を起こしてくれます。
日本語以外の言語にも対応しているので、世界中のユーザーに向けてSNSで発信したい、各種言語の字幕を入れた動画をYouTubeに投稿したいというニーズにも答えてくれる嬉しいアプリです。
<YouCam Videoでサポートされている16言語>
- 英語(アメリカ)
- 英語(イギリス)
- 日本語
- 中国語
- ドイツ語
- フランス語
- イタリア語
- 韓国語
- スペイン語
- オランダ語
- ポルトガル語
- ロシア語
- ヒンディー語
- インドネシア語
- タイ語
- マレー語
✅動画に文字入れできる字幕の種類が豊富
▲日本語だけでも60個以上のフォントが使える
また、このアプリの魅力はなんといっても、文字入れできるフォントの多さです。
使えるフォントは日本語だけでもなんと60種類以上!
手書き風やスタイリッシュなデザインの文字で、動画におしゃれな字幕をいれることができます。
✅動画にいれる字幕の文字をアレンジできる
動画の中の強調したい一部分にテキストを入れて一目でわかるようにするテロップ編集も可能です。
基本的な動画編集機能が揃っているアプリなので、字幕をつける、動画編集するなど一連の流れがこのアプリひとつで完了します。
また、このように動画にちょっとしたセリフなどを付け加えたいときも、タイミングや位置も調整することができます。
このアプリの良いところ
- 日本語を含む16言語への文字起こしをサポート
- 高性能なAIによって高精度な字幕が作成される
- テキスト挿入機能もあるのでテロップを入れられる
気になったところ
- クリップを分割する機能がない
- キャプションを取得中はアプリを閉じることができない
YouCam Videoの字幕の入れ方はこちらで詳しく解説👈
おすすめ②効率的に字幕のまとまりを変更できる無料アプリ【Vrew】
価格:無料
人工知能技術で動画に字幕を入れるアプリVrew(ブリュー)はクリップの分割や結合を簡単にできるため、画面に表示される字幕の単位までこだわりたいユーザー向けのアプリ。
字幕のスタイルを変更したり、音楽を付けたりなどの編集も可能です。
字幕の言語は日本語を入れて7言語をサポート、会員登録をしないと音声分析は90分/月の制限がつきます。
VrewのPC版ソフトを利用している場合はスマホ版も同じアカウントでログインできます。
Vrewの字幕の使い方
- 「+新しいプロジェクト」から動画を追加します。
- 言語を選択すると字幕が挿入された動画が自動的に表示されます。
- 文字起こしされた内容が表示されるので調整して保存します。
このアプリのメリット
- 画面に表示される字幕の文字数を簡単に変更できる
- PC版ソフトと同じアカウントでスマホアプリにもログインできる
- 日本語を入れて7言語の字幕作成をサポートしている
気になったところ
- 会員登録をしないと音声分析は1か月最大90分まで
- 字幕を入れる以外の作業ができる機能が多くない
おすすめ③短い動画に字幕を入れたいiPhoneユーザーにおすすめ【Telorain】
対応機種:iPhone
価格:Telorain Proは750円/月
短い動画に字幕を自動でつける無料アプリをお探しならTelorainがおすすめです。
無料版で編集できる動画は1分以内のみとなりますが、文字のスタイルを変えたり、アニメーション効果を追加したりなど一部の動画編集機能も利用できます。
用意されているテーマを使うと字幕の雰囲気をガラッとワンタップで変更可能。
有料版のTelorain Proは字幕の自動生成処理を優先したり、回数制限なしでテロップを作成できたりするようになります。
Telorainの字幕の使い方
- 「動画」をタップして字幕を入れるビデオを選びます。
- 「作成」をタップすると音声の文字起こしが始まります。
- 動画に入れる字幕を調整して保存します。
このアプリの良いところ
- プロ版では字幕の自動生成処理にかかる時間が短縮する
- キャプションの色を変えたり、デザインを変更したりできる
- 字幕を縦書きに表示するよう設定することも可能
気になったところ
- 無料版で編集できる動画は1分以内のみ
- 字幕に関する以外の機能はほとんどない
- Androidはサポートしていない
おすすめ④TikTokで人気の動画編集アプリで文字や字幕を入れるなら【CapCut】
価格:無料(PRO版1200円/月)
CapCutはTikTokを提供する企業が展開している動画編集アプリで、TikTokとの連携機能が豊富。
全部の機能を使うにはPRO版に切り替える必要があります。
字幕を入れる機能については動画編集アプリの中の機能のひとつという感じですが、動画のカット、再生速度の変更、テキストやスタンプの挿入と基本的な編集もできます。
テキストや動画のテンプレートがあるので、字幕を簡単に入れてSNSに投稿したい時にピッタリ。
CapCut字幕の使い方
- 「新しいプロジェクト」をタップしてビデオを追加します。
- 「テキスト」を選んで「自動キャプション」をタップします。
- 字幕のスタイルを選んで「開始」をタップします。
このアプリのメリット
- アプリを使って編集した後にTikTokに直接投稿できる
- 豊富なテンプレートが用意されている
- 動画をカットするなど動画編集の機能が多い
気になったところ
- 無料版では利用できない機能がある
- 機能が多く、慣れるまで操作に戸惑うかもしれない
- キャプションのデザインを変えるツールが少ない
おすすめ⑤確認しながら動画に文字を入れる編集したい方向け【BeeCut】
価格:無料
動画にテキストを挿入するアプリBeeCutは文字のフォント、モーション、カラー、縁取りなど細部までこだわりながら字幕を入れられます。
ひとつずつ自分で動画を編集していくのでテロップを入れたり、キャプションを調整したりと字幕を自動で表示するアプリとは違った感覚で文字入れを楽しめます。
無料アプリなのでテキストの挿入など簡単な動画の編集を試したいという時にダウンロードしてもいいかもしれません。
BeeCut字幕の使い方
- 「ビデオをインポート」をタップして動画をアップロートします。
- 「テキスト」から文字のフォントを選びます。
- 動画に入れたい文字を入力するとテキストが挿入されます。
このアプリのメリット
- フォント、モーション、カラー、縁取りなどの機能がある
- 自分で字幕を作成していくので、どの言語にも対応できる
- 重要なデータや内容のところを強調する作業が簡単にできる
気になったところ
- 動画の音声を自動的に文字起こしする機能がない
- アプリの動作が安定しない時がある
- ユーザー調査など英語で表示される項目がアプリ内にある
アプリで自動字幕を入れる方法
ここでは、おすすめ1で紹介したYouCam Videoのアプリを使った字幕の入れ方を紹介します。
ステップ1:アプリをダウンロード
下のボタンからYouCam Videoをインストールします。
ステップ2:「+」をタップして動画を追加
字幕を追加したい動画を選択します。
ステップ3:動画に字幕を入れる機能をタップ
「自動キャプション」をタップします。言語を選択して「完了」を選ぶと動画に字幕を入れる作業が始まります。
ステップ4:しばらく待つ
アプリが自動でキャプションを取得するので、そのまま暫く待ちます。
ステップ5:字幕の内容や文字のスタイルを調整
字幕の内容を変更したい時は「編集」をタップします。
文字のスタイルは「カラー」や「フォント」から変更できます。
自動で文字起こしされた字幕のカラーやフォントを簡単におしゃれに編集できるアプリです。
字幕や文字を入れるメリット
✅動画をミュート再生しても内容を把握できる
動画を観る状況によってはミュート再生しないといけない時もあると思います。
動画にキャプションがついていれば、ミュート再生していても視聴者にコンテンツの内容を理解してもらえます。
✅個性的でユニークなコンテンツを作成・提示できる
字幕のカラーを変更したり、テロップを工夫したりすると自分の動画をより個性的に生成できます。
また、視聴者が後から動画内でもう一度確認したい部分を検索する時に見つけやすくする効果もあります。
✅内容が理解しやすい
言葉を聞き続けているよりも一部にテキストを入れたり、キャプションを作ったりするほうが視覚から得られる情報も増えるためコンテンツの内容が理解しやすくなります。
✅聴覚に障がいのある人々にもコンテンツがアクセス可能に
動画に字幕をつけると聴覚に障がいのある人や言葉を聞き取ることが苦手な人など幅広い人がコンテンツに簡単にアクセスできるようになります。
日本語以外の字幕を入れてると他の国の聴覚に障がいのある人々に向けて発信することもできます。
まとめ
紹介した5つのアプリを一覧表にまとめてみました。
アプリ | 価格 | 使いやすさ | 動画編集機能 |
YouCam Video | 有料版 242円/月 | ◎ | 〇 |
Vrew | 無料 | ◎ | 〇 |
Telorain | 有料版 750円/月 | 〇 | 〇 |
CapCut | 有料版 1350円/月 | 〇 | ◎ |
BeeCut | 無料 | 〇 | 〇 |
※価格は2025年2月現在
SNSやYouTubeなどに使う動画に字幕や文字を入れると視聴者の幅が広がりますね。
iPhoneで字幕を入れたいけれどテキストを手入力するのは大変という時は音声を自動で文字起こしするアプリを使うと内容を一部を修正するだけでいいので非常に楽です。
さらに、豊富な動画編集の機能もあるアプリなら、字幕を入れた後に音楽を入れたり、テロップを入れたりして、すぐに投稿できる動画に仕上がるのでおすすめです。
動画に字幕や文字を入れるツールに関するよくある質問
Q1. iPhoneで自動で字幕を入れるアプリは?
A. この記事で紹介したアプリおすすめ①から④( YouCam Video、Vrew、Telorain、CapCut )は動画に字幕を自動で入れる機能があります。
Q2. 動画に字幕を入れるのにおすすめのソフトは?
A. 今回はiPhoneやAndroidで字幕を入れられるアプリのおすすめ2023年版をご紹介しましたが、パソコンなど他のデバイスからソフトを使ってテキストを挿入する方法もあります。
動画に字幕を入れるソフトはVideoProc、PowerDirector、Wondershare Filmora、Adobe Premiere Pro、AviUtlなどアプリと同様にいろいろあります。
この記事の監修者
パーフェクト株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。