2021年に日本デビューした「got2b(ゴットゥービー)」は、 “ファッションや気分に合わせて、髪色も、もっと自由に、自分らしく楽しみたい!“そんなミレニアル世代を応援するため、欧米で誕生し、全世界で展開するカラーコスメブランドです。なりたい自分を表現できるように、ニーズやライフスタイルに合わせ、初心者でもセルフでデザインカラーを楽しめる様々な剤型のヘアカラー剤、サロンで話題のテクノロジーを搭載した製品を取り揃えています。
採用に至った理由は2つあります。ひとつは、染め上がりのイメージを数パターン表示できること。ふたつめは、お客様ご自身の顔で仕上がりイメージが確認できることでした。
ヘアカラーはアイシャドウやチークなどのメイクアイテムとは違い、元の髪質や髪色によって染め上がりの色が異なります。特に「got2b」のようにブリーチした明るい髪の毛に使用する商品は、通常のヘアカラーに比べて元の髪色による染め上がりの色の違いが大きかったり、暗い髪に使った場合は色味が感じづらいことがあったりするため、ローンチにあたり、従来の毛束トレイだけではお客様へ十分な情報がお伝えしきれない、と考えていました。色々方法を模索する中で、弊社グローバルでも採用しているARシミュレーションの導入を検討し始め、染め上がりのイメージを数パターン表示できるパーフェクト社のARツールに決めました。
また一般的に”派手髪“と言われる、とてもビビッドな色味やハイトーンカラーの商品が多いこともあり、”自分向けの商品ではない“と捉えられるお客様も多くいらっしゃると思います。 そこで、ご自身の顔でイメージいただけるARシミュレーションを採用することで、「自分には似合わないと思っていたけれど、意外と似合うかも?」とイメージいただきやすいのではないかと考えました。既にブリーチオンカラーをしたことがある方も、やったことがない方も、楽しんで色選びをしていただく新しいツールとして導入を決めました。
「got2b」のARシミュレーションでは、元の髪の毛の明るさを3段階に分けて、それぞれの仕上がりイメージを表示することにしました(※シリーズによって、表示していない場合あり)。トライされているカラーを分析すると、元の髪色を「やや明るい髪」でトライしている層も一定数いることが確認できており、今現在ブリーチをされていないであろう方もお試しいただいていることがわかりました。ブリーチオンカラー市場の更なる拡大の余地を実感しています。
また、流通側との商談ツールとしても活用ができました。まだまだ一般のヘアカラー市場では新しい商品群のため、お取引先によってはどんな商品かがイメージし辛いことも多かったと思います。ARシミュレーションを実際にお試しいただきながら商品説明ができたことは、「商品理解の一助となった」と営業チームからフィードバックをもらっています。
公式サイトと同時に立ち上げたARシミュレーションのページは、「got2b」サイト内で2番目に閲覧されている人気のコンテンツです(トップページ・キャンペーンページを除く)。店頭やパッケージに掲載したQRコードからのアクセスは、広告やSNSなどの他の流入元よりも1.5倍ほどページ滞在時間が長いことがわかっており、商品検討にARシミュレーションをご使用いただいていることを実感しています。
導入・運用にあたって不明点などございましたら、国内で70ブランド以上の機能導入を担当してきた知識と経験が豊富なスタッフが全力で支援します。