Meta社とビューティーブランドが、パーフェクト社技術を活用しInstagram上でのバーチャル試着体験を強化

消費者エンゲージメントの創出と、メタバースへの備え 

2004年に登場したFacebook（現Meta社）は、人々が繋がり合い、コミュニティを構築し、ビジネスも行えるツールを構築しています。メッセンジャー、インスタグラム、ワッツアップなどのアプリを運用し、世界中の何十億人もの人々のコミュニケーション方法を変えてきました。現在は2Dスクリーンで行うコミュニケーション方法の域を超えて、拡張現実や仮想現実のような没入型体験へもサービスを拡充し、ソーシャルメディアテクノロジーを介して更なるコミュニケーション方法の進化を実現しようとしています。 

Meta社の製品は、世界中の30億人以上の人々に、アイデアを共有し、ビジネスを展開し、変化をもたらすことができるプラットフォームを提供しています。同社のアプリ上では、毎日1000億通以上のメッセージを送信するためにユーザーに使用され、2億社以上の企業が、顧客とつながり、エンゲージメントを図るために利用しています。Metaは今後メタバースを通して、交流や学習、コラボレーション、そして遊びのための3D空間を提供する計画を発表しました。 

ユーザーに、より魅力的な体験を提供する取り組みの一環として、AI（人工知能）とAR（拡張現実）技術を活用して、美容企業がInstagram上でショッピングをするユーザーにバーチャル試着体験（VTO：Virtual Try-On）を提供できるようにしました。 

インスタグラム上で体験する化粧品のバーチャル試着 

メタ・ソリューション： Hyper-Realistic（ハイパーリアリスティック）は、パーフェクト社が提供するARプラットフォームを活用して、目標とする「より魅力的な体験づくり」を実現させました。パーフェクト社は、高精度AIとARを組み合わせ、インスタグラムにて驚くほどリアルなバーチャル試着体験を可能にし、消費者がSNS上で新しい美容製品を発見して購入意思決定に至る間に、有意義なショッピング体験を楽しめるよう、環境提供のサポートをしています。 

AR VTO: Instagramでのバーチャル試着機能 

米国Facebook Reality Labs, MetaにてAugmented Reality Business Development & Partnershipsのディレクターを務める Chris Barbour 氏は、「メタバースは、インターネットの出現以来、ビジネスにとって最大のチャンスになると確信しています」と述べています。「多くのブランドは、既に今どのようにアプローチをしだせばいいかを考えていますが、拡張現実を使ったバーチャル試着が、メタバース内でのユーザーエンゲージメントを創出するための自然な入口になると信じています。拡張現実は現在スマートフォンなどのデバイス上で利用できるため、メタバースの一部となる3Dアセットとして、化粧品ブランド等のメタバース内の体験提供準備に役立ちます。」 

AR技術を活用してソーシャルコマースを成功に導くビジネス戦略 

Meta社とパーフェクト社のパートナーシップによりインスタグラム上で美容商品のよりリアルなバーチャル試着を体験することが実現しています。月間10億人以上のアクティブユーザーが存在するプラットフォーム上へのAR技術導入により、ユーザー達のシッピング体験は変化をしています。 

ARを利用したバーチャル試着は、消費者とのエンゲージメントを創出し、ショッピング体験を、より流動的でシンプルかつ楽しいものにすることができる必携のテクノロジーツールとなりつつあります。インスタグラムでのAR技術を使ったメイクのお試し機能の導入により、ビューティブランドはソーシャルメディア上のフォロワーにインタラクティブなショッピング体験を提供することができます。 

化粧品のバーチャル試着の体験型コンテンツはソーシャルメディアとの相性がとてもよく、フィード等の閲覧を中断することなく、その場で気になった商品をユーザーにバーチャルで体験していただき、楽しみながら商品について理解を深めて頂いたける機会創出にも繋がります。機能の導入方法も至って簡易的に作られており、ブランドは工数を抑えながら、バーチャル体験機能を導入することができます。またAI技術も採用することで、パーソナライズされたショッピング体験が可能になり、ユニークな購買体験を提供して、顧客のロイヤリティとエンゲージメントを高めることが出来ます。さらに、ユーザー購入前に商品の見え方を自分の顔で確認できるため、商品の返品率が減少したという導入事例も弊社クライアントから報告を受けています。 

バーチャル試着のメリット 

Meta社から、パーフェクト社のARバーチャル試着ソリューションをInstagramに導入して以来報告を受けたいくつかの導入メリットを紹介します。 

• 商品発見から購入までシームレスな体験が可能になる。
• ユーザーにとってのエンターテイメント要素が増える。 
• 様々な色味を試せるため、アカウント滞在時間が伸び、コンバージョンの向上にもつながる。 
• 既に公式サイト等でパーフェクト社のサービスを使っているブランドは登録済みの色味をそのまま公式Instagram上に展開することができ、工数を抑えながら展開できる。 

VTOへの入り口：広告やストーリー、ショップアイコンからバーチャル試着へ誘導 

製品発見から購入までのシームレスな体験を提供 

ARを活用したバーチャル試着体験をInstagram上で提供することで、商品の発見からバーチャル試着、購入までの一貫したユーザー体験を実現します。 パーフェクト社のバーチャル試着は、Instagram ショップ、Instagram ストーリーズ、IG TV、Instagram投稿と連携させることができ、商品発見を促進します。 「ブランドから見ると、Meta社はInstagram上で各社のビジネス目標を達成するためのサポートをしています。」とBarbour氏は言います。

「商品の発見と認知は、フィード投稿やストーリー、そしてブランドインフルエンサーを通じて Instagram全体で実現されています。ソーシャルネットワークの環境内で起こっていることなので、VTO（バーチャル試着）の要素を取り入れることで、ユーザーが家族や友人へ拡散する機会創出にも繋がります。 VTOは、ユーザーが実際に商品を身につけたときのイメージを画面上で、自分の顔で確認できるため、ショッピング体験を深め、購入に結びつきやすくします。 「バーチャル試着は、Instagram上でのショッピング体験を構築し、ブランドがビジネス目標を達成する上で重要な要素です」

エンターテインメントとなるバーチャル試着 

バーチャルでの試着体験は一度試したら、何色も試したくなるような面白さを備え、ユーザーを拡張現実の世界に引き込むことを目的としたMeta社の方針とよく合っています。  「AR（拡張現実）のビジネス価値を考えると、購入前に試着する機会を提供するなど、実用的な観点で非常に大きな価値があります」とBarbour氏は言います。「VTOが好まれる理由のひとつは、使い手に取って本質として楽しいということです。現実世界にテクノロジーを重ね合わせることで、ユーザーに有意義な体験を提供し、ショッピング体験をさらに楽しんで頂けます。」

ARと連携した広告配信で、ユーザーの滞在時間が長く、売上アップにも貢献 

当然のことながら、ブランドサイトに搭載されたARバーチャル試着を試すユーザーは、一度に何色も試せるため、サイトに滞在する時間が長くなります。Meta社はまだ具体的な数字を発表していませんが、Facebook Reality Labsのビジネスデベロップメント＆パートナーシップ担当の Ogo Ifelayo氏 は、InstagramにVTOを取り入れることで、ポジティブな効果が測定できたと述べています。 

「ユーザーがARに対応した広告に興味を示し、遷移先で比較的長い時間滞在している傾向がみられます。」とIfelayo氏は言います。「バーチャル試着で化粧品を試着す時間が長ければ長いほど、その訪問が販売につながる可能性が高くなるのです。私たちは、ユーザーが試着体験に長く関わるほど、コンバージョンの可能性が高まるかもしれないという統計を確認しています。」 

バーチャル体験から生まれる、さらなる価値 

バーチャル体験機能をInstagram上で最大限に活かす方法 

すでにパーフェクト社のAR技術をウェブサイトや店頭デバイスに搭載し活用しているブランドや小売店は、登録済みSKUを使ってInstagramの公式アカウント上でも配信できるようになります。自動化されたサーバー間の統合によって、開発費や導入コスト、工数を最小限に抑えながら、Instagramへの展開を可能にします。 

「実際にパーフェクト社のサービスを活用しているブランドは、すでに各社ウェブサイトで導入した際に費やした時間とリソースをそのまま転用できる点を気に入っています。同じリソースを再利用して、Instagram ショップや広告でVTO体験を提供でき、UX（ユーザーエクスペリエンス）を向上させながら、返品にかかるコストの削減にも貢献できるサービスであると評価しています。オンラインであっても、お客様は購入前に自分の顔で試すことができるため、例えば、口紅を購入したお客様が、色が気に入らないという理由で送り返す可能性を低くすることができます。」とIfelayo氏は述べています。 

「私たちは、オンライン上で買い物をする消費者に、『バーチャルで試したから、期待通りの色味を受け取れる』と自信をもって、購入意思決定ができるショッピング体験を提供したいのです。拡張現実の技術は、そのような消費者の信頼感を醸成できるレベルにまで来ています。」とBarbour氏は述べました。 

一貫性と共に統合されたユーザー体験 

美容業界で偏在するパーフェクト社の技術は、様々なチャネルで展開することが出来るため、統一されたショッピング体験を生み出します。これは、消費者にとっても理想的な体験となります。 

「人々は複数のブランドから好みのアイテムを選んで購入する傾向があります。おそらく、あるブランドは口紅、別のブランドは目元、別のブランドではファンデーションといった形で購入するでしょう。様々なブランドがパーフェクト社の技術を使用すると、あるブランドから別のブランドに移っても、統一されたバーチャル体験をすることができます。例えば、ローラ メルシエのサイトでもシャネルのサイトでも、異なる バーチャル体験のインターフェースに遭遇することはないのです。消費者は、あるショップから別のショップに移動するとき、一貫した体験を楽しむことができるのです。パーフェクト社のAR技術のおかげです。」とBarbour氏は言いました。

強力なサポート体制

「パーフェクト社は、仕事を一緒にするのに最適な会社、ブランドも一緒に仕事をすることを楽しんでいます。」 Meta社は、強力なエンジニアリングとリーダーシップを持ち、一緒に働くには素晴らしい会社であると、パーフェクト社についてコメントしています。 

「パーフェクト社との仕事は楽しいです。このような技術へのこだわりは、ブランドにとってビジネス面でも実を結びます。弊社がやり取りをする美容ブランドも、パーフェクト社との取り組みを楽しんでおり、信頼できるパートナーであると感じています。むしろ弊社としては、パーフェクト社が美容ブランドと築いてきた強い信頼関係に恩恵を受けています。私たちは、パーフェクト社とすでにビジネスパートナーとしての良い基盤を確立しておりますが、今後もどういった取り組みが一緒にできるか、とても楽しみです。」とIfelayoは述べています。 

「パーフェクト社は、非常に強力なリーダーシップのあるチームを持っています。」とBarbour氏は述べました。「私たちのコラボレーションをサポートしてくれたことに、とても感謝しています。パーフェクト社は、すでに美容業界におけるARエコシステムの一部となっていますが、弊社はこれからのARエコシステムの成長をとても重視していますし、今後の成長もサポートしていきたいと考えています。」   

導入・運用でお困りの方へ

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国内で７０ブランド以上の機能導入を担当してきた知識と経験が豊富なスタッフが全力で支援します。

■ パーフェクト株式会社について

パーフェクト株式会社は現在、台湾（本社）、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、インドに拠点を構え、ARビューティアプリ「YouCam メイク」を筆頭に、累計9億ダウンロードを超えるビューティーアプリシリーズの開発と、コスメブランドやファッションブランド、小売店向けに高度な顔認証技術とAI技術を利用して開発したメイクやアクセサリーのバーチャル体験をサービスとして提供する企業です。ビューティーとテクノロジー、ファッションとテクノロジーを融合させ、今までにない形で消費者とブランドを繋ぐプラットフォームを構築しています。現在350以上のコスメブランド等をパートナーとして迎え、10万を超えるコスメ商品を60か国以上で展開。お客様に寄り添った形でよりストレスが少なく、快適な購買体験をお楽しみ頂ける環境提供のサポートをして参ります。