人工知能(AI)を使った副業の1つとして、AI塗り絵が注目を浴びています。
そこで、今回の記事ではAIで塗り絵を生成&販売する方法を解説します。
AI塗り絵での収益化におすすめのツール3選についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
AI塗り絵とは?
AI塗り絵とは、人工知能を活用して生成された塗り絵のことを指します。
AI技術を用いることで、子ども向けから大人向けまで、テーマに応じた多様なデザインの塗り絵を簡単に作成することが可能です。
高品質なAI塗り絵は、『Kindle』などのオンラインマーケットプレイスで商品として販売することも可能なので、AIを用いた副業で稼ぎたい方にもおすすめです。
AI塗り絵を作成・販売する方法
AI塗り絵は、日本語対応の画像生成AIツール『YouCam AI Pro』と『Kindle』を組み合わせることで簡単に生成&販売が可能です。
翻訳ツールなしでハイクオリティなAI塗り絵が生成可能なので、初心者の方にもおすすめです。
✅日本語でAI塗り絵を生成できる
▲日本語からAI塗り絵を生成
『YouCam AI Pro』では、日本語テキストから塗り絵用の白黒イラストを生成できます。
AI塗り絵の特徴を表す単語をシンプルな箇条書きで入力するだけで、高品質な塗り絵アートが生成されます。
✅AI塗り絵の一部を修正できる
▲まちがいさがし塗り絵を作成
また、 【AI置換】機能を使えば、AI塗り絵の一部を変換して、まちがいさがし塗り絵などを作ることも可能です。
塗りつぶした部分だけを他のイラストに変えられるので、AI塗り絵の修正にも便利です。
AI塗り絵の作り方
まず、『YouCam AI Pro』でAI塗り絵を作成する方法についてご紹介します。
ステップ①テキストを入力
▲命令文を入力
アプリを開き、作りたいAI塗り絵のイメージをテキスト(プロンプト)で入力します。
箇条書きの簡単な日本語プロンプトでもきちんと画像を生成できます。
「白黒線画」と入力すると、白黒の塗り絵用イラストを生成できます。
ステップ②スタイルを選択
▲スタイルを選ぶ
次に、AI塗り絵のスタイルを選択します。
今回は、子ども用のファンタジー塗り絵を生成したいので、可愛らしいアニメ風スタイルを選択してみました。
▲スタイルを選んだ様子
ステップ③AI塗り絵を生成
▲生成されたAI塗り絵
生成されたAI塗り絵を保存して、同じスタイルで何枚か他の塗り絵画像を生成したら完成です。
『Kindle』では、最低24ページが必要なので、少なくとも24枚のAI塗り絵を生成する必要があります。
AI塗り絵を販売する方法
次に、AI塗り絵を販売する方法をご紹介します。
『Kindle』でAI塗り絵を販売するには、『Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)』のサイトから出版手続きを行います。
また、販売手続きの際に、原稿をアップロードする必要があるので、生成したAI塗り絵の画像を事前にPDFにまとめておきましょう。
ステップ①サインインする
▲KDPのログイン画面
KDPにアクセスします。
Amazonアカウントを使用して、サインインします。
アカウントがない場合は、先にサインアップしてユーザー情報を登録します。
ステップ②【紙書籍】をクリック
▲【紙書籍】を選択
『Kindle』では、
- 電子書籍(マンガ以外)
- マンガ
- 紙書籍
を販売することができます。
AI塗り絵を販売するには「紙書籍」をクリックします。
ステップ③ペーパーバックの詳細情報を入力
▲ペーパーバックの詳細情報入力画面
まず、販売したいAI塗り絵の詳細情報を入力します。
AI塗り絵は、海外で販売するほうが需要が高く、より効率的に収益化が可能なため、「言語」や「マーケットプレイス」などの項目は英語圏を視野に入れるのがおすすめです。
以下、必須の情報を順番に記入していきましょう。
- 言語:作品内で使用されている言語(英語がおすすめ)
- 本のタイトル:AI塗り絵本のタイトル
- 著者:AI塗り絵の作成者の氏名もしくはペンネーム
- 内容紹介:本の内容の紹介(海外向けの場合は英語で入力)
- 出版に関して必要な権利:著作権の所有者について記入
- 主な対象読者:対象年齢など
- 主なマーケットプレイス:海外向けの場合は「Amazon.com」を選択
- カテゴリー:カテゴリーは「工芸、趣味」を選択、場所は「一般」を選択
- 出版日:AI塗り絵の出版予定日を選択
- 発売日:本の発売開始日を選択
入力を終えたら、保存して「続行」を選択します。
ステップ④ペーパーバックのコンテンツを入力
▲ペーパーバックのコンテンツ入力画面
次に、印刷形式や表紙の仕上げ、本のサイズなどを入力します。
- ISBN:「無料の KDP ISBN を使用」を選択し、ISBN番号を取得する
- 印刷オプション:「本文(標準カラー)用紙(白)」を選択
- 判型:希望するAI塗り絵本のサイズを選択
- 裁ち落とし設定:「裁ち落としなし」を選択
- ペーパーバックの表紙仕上げ:表紙の光沢のありなしを選択
- ページを読む方向:「左から右」を選択
- 原稿:PDF形式でAI塗り絵をアップロード
- 表紙:PDF形式でアップロード
- AI生成コンテンツ:「はい」を選択
最後に、「本のプレビュー」>「プレビューアーを起動」をクリックして、AI塗り絵全体のフォーマットがあっているかどうか確かめます。
ステップ⑤ペーパーバックの価格を設定
ここまでの出版手続きの設定を終えたら、最後にペーパーバックの価格と販売地域を入力して完了です。
販売地域を「全ての地域」に設定すると、作成したAI塗り絵を全世界で販売できます。
AI塗り絵作成・販売に便利なツール3選
ここからは、AI塗り絵の作成や販売に便利なツールおすすめ3選をご紹介します。
1位:AI塗り絵を簡単に生成できる『YouCam AI Pro』
『YouCam AI Pro』は、日本語テキストからAI塗り絵用の線画イラストを簡単に生成できるアプリです。
直感的に使える操作画面なので、AI画像生成ツールを利用したことのない人でもスムーズに使うことができます。
スマホで空き時間にさくっとAI塗り絵を作成して、賢く稼ぎたい方におすすめです。
2位:AI塗り絵のアイデアを作成『ChatGPT』
『ChatGPT』は、AI塗り絵のアイデアが欲しい際に便利なツールです。
子供向けのキャラクター塗り絵や、大人向けのリラックス用塗り絵デザインなど、Kindleで需要のあるAI塗り絵のアイデアを『ChatGPT』に直接聞いてみるのもおすすめです。
3位:AI塗り絵の表紙が作れる『Canva』
『Canva』は、Kindleで出版するAI塗り絵の表紙を作成するのに便利なツールです。
デザイン編集機能が充実しているので、AI塗り絵の各ページに文字入れしたり、画像のサイズを揃えて製本が可能です。
製本したAI塗り絵は、PDFとして保存すると『Kindle』でスムーズにアップロードができます。
AI塗り絵は稼げない?
AI塗り絵を活かした副業は、AI画像生成についての知識がない初心者さんでも始めやすい分、競争が激しいのも事実です。
ここでは、AI塗り絵で稼ぐためのコツをいくつかご紹介します。
①AI塗り絵のテーマを差別化する
動物やファンタジーなど、子供向けの塗り絵作品は、多くの方が販売する分、はじめから収益を上げるのには難しいといえます。
植物に特化した塗り絵や、認知症予防のリハビリ塗り絵など、高齢者向けのニッチなテーマを狙うのがおすすめです。
②AI塗り絵の絵柄を変えてみる
絵柄を変えて、他のクリエイターと異なるスタイルのAI塗り絵を販売するのも収益化テクの1つです。
上でご紹介した『YouCam AI Pro』など、スタイルをワンタップ選択できるAI画像生成ツールを利用すれば、プロンプトをいちいち編集しなくても、様々なパターンのAI塗り絵を生成できます。
③マーケティングに力を入れる
Kindleなど、電子書籍サービスでAI塗り絵を販売するのは簡単ではありますが、販売価格や利益率が低いため、十分な収入を得るには多くの作品を販売する必要があります。
作品を生成するだけでなく、TikTokやXなど、SNSやブログを通じて作品を継続的にプロモーションすることも大切です。
まとめ
以上、今回の記事では、AI塗り絵を作成&販売する方法とおすすめツール3選をご紹介しました。
AI画像生成ツールを使えば、絵が描けなくても簡単に市販の塗り絵本のようなAI塗り絵画像を作成できます。
なお、他の記事では他にもおすすめのAI副業について紹介しています。
▲AI副業で稼ぐ方法を紹介!おすすめのツールや稼ぎ方も解説【2025年最新】
AIを活かした副業で稼ぎたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
▲この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。