Googleが開発した画像生成AI『Gemini(ジェミニ)』が、今、世界中で注目を集めています。
例えば、XやTikTokでこのようにアイドルやペットがフィギュア風になっている画像をみかけたことありませんか?
▲Geminiで生成したAI画像
実は、これもGeminiのアプリで生成したもの。
GeminiのAI画像生成機能を使えば、本物の写真と見分けのつかないほどリアルでクリエイティブな画像が簡単に作れるんです。
そこで、今回の記事ではGeminiで画像生成をするやり方をご紹介します。
SNSで流行りの画像を生成するためのプロンプト例やコツについても解説しているので、ぜひ最後までご一読ください。
Geminiの画像生成とは
Gemini(ジェミニ)の画像生成とは、Googleが開発したAI『Gemini』の中に搭載されているテキストから画像を生成できる機能のことです。
これまでのAI画像生成ツールとは異なり、直感的な日本語のプロンプトからでも高品質な画像の生成・修正ができるようになりました。
▲Geminiの画像生成がアプリで使える
Geminiの画像生成機能をスマホで使いたい方は、GeminiやChatGPT、Fluxなど複数のAI画像生成モデルが1つに搭載されたアプリ『YouCam AI Pro』をダウンロードするのがおすすめです。
Geminiの最新モデル『Nano Banana』も使用することができ、SNSで流行りのAI画像を簡単に作れます。
✅Geminiの特徴①画像から画像を生成
Geminiでは、写真やイラストをもとにユニークなAI画像を生成することができます。
例えば、このプードルの写真をアップロードすると…
▲犬の写真をアップロード
▲ペットが証明写真風に!
ペットの写真から、このような証明写真風の画像をサクッと作れました。
証明写真が反射している感じもめちゃくちゃリアルですが、全てAIで作られたものです。
✅Geminiの特徴②画像の一部を修正できる
Geminiではユーザーとの対話に基づいて画像のベースを維持したままその一部だけを変更することができます。
例えば、この写真の空を夕焼けにしてみましょう。
▲空の色を変えてみよう
▲ダイナミックな夕焼け空に
指示すると元画像のスタイルを崩すことなく、指示したコンテンツだけを置き換えてくれます。
✅Geminiの特徴③自然な合成画像を生成
また、Geminiの生成画像は自然な合成画像を作れることでも評判です。
▲例えばこの女性の服を…
▲浴衣姿に変換
このように、同じ被写体をキープしたまま、服装や髪型だけをアレンジすることができます。
合成部分との境目がわからないほどナチュラルに生成されていますよね。
Geminiで画像を生成するやり方
ここでは、Geminiで画像を生成する基本のやり方をご紹介します。
今回は、スマホでGeminiの画像生成機能が使えるアプリ『YouCam AI Pro』を用いた方法を解説します。
ステップ①アプリを開く
▲アプリのトップ画面
アプリ『YouCam AI Pro』を開きます。
トップ画面から【AI画像】を選択します。
ステップ②Nano Bananaを選択
▲AIモデルをタップ
このアプリでは、AIモデルを選択することで、 Nano BananaChatGPTFlux など、様々なAIツールで画像生成を楽しむことができます。
▲Nano Bananaをタップ
今回は、Geminiの最新モデル【Nano Banana】に設定します。
ステップ③画像を追加
▲写真やイラストを追加
【画像追加】と書かれた箇所に、スマホの写真を1枚アップロードします。
今回は、試しにペットの猫の写真をフィギュア風にしてみましょう。
ステップ④プロンプトを入力
▲プロンプトを入力
次に、画像生成のために必要なプロンプト(指示文)を入力します。
ここでは、日本語で「猫がフィギュアに変身する」と書いてみました。
ステップ⑤スタイルを選択
▲デスクフィギュアを選択
最後に生成したい画像のスタイルを選びます。
ここでは、【デスクフィギュア】を選択しました。
スタイルをタップしたら、【生成】ボタンをタップし、しばらく待ちます。
ステップ⑥画像を保存
▲完成した画像
Geminiで生成した画像は、アプリ内の【履歴】>【テキストの画像生成】の中に保存されます。
このように、写真1枚からまるで本物のフィギュアのような画像ができあがりました!
右上の【↓】マークをタップするとスマホの端末に生成した画像をダウンロードできます。
Geminiで生成できる画像とプロンプト例
ここからは、Geminiを使用した画像生成のアイデアとプロンプトをいくつかご紹介します。
ぜひ、みなさんもユニークでクリエイティブな画像を作ってみてくださいね。
Geminiでできる画像生成①証明写真加工
▲ペットの写真を証明写真に
Geminiを使えば、このようにペットの犬や猫の写真を証明写真機で撮影したような画像に変えられます。
ペットの写真をアップロードし、以下のプロンプトの「」の動物名の部分をアレンジすることで生成できます。
📝プロンプト
❝この「犬(猫)」の写真を使って、面白い画像を作ってください。 この「犬(猫)」が正面を向いてスーツを着ている姿で、日本の証明写真機でプリントアウトしたシートをまるごと画像にしてほしいです。 シートには、縦4cm×横3cmで背景が青色の写真が、4行×2列で8枚並んでいるようにしてください。写真の周りには、裁断用のミリ単位の目盛りも入れて、超リアルな感じでお願いします。❞
Geminiでできる画像生成②推しとチェキ風画像
▲自分と推しのハグ写真が作れる
自分と推しが抱き合っているチェキ風の写真、そう、これもGeminiで作った作品です。
ポラロイドの古い質感までしっかり再現されていて、目を疑ってしまいそうですよね。
生成する際は、自分の写真をアップロードし、「」の部分に推しのアイドルの名前を入力してアレンジしてくださいね。
📝プロンプト
❝ポラロイドカメラで写真を撮影してください。構図や小道具にこだわらない、日常のワンシーンのような自然な雰囲気で。例えば暗い部屋でフラッシュを焚いたように、光が全体に均一に広がり、少しブレている感じにしてください。男性が私をハグしている構図で、その男性は「推しの名前」です。二人の顔は変更せず、そのまま使用してください。背景は白いカーテンに置き換えてください。❞
Geminiでできる画像生成③写真の髪型を変更
▲どんな髪型が似合うかAIで診断
また、画像の一部変換ができるGeminiなら、自分の写真のヘアスタイルを変えて髪型診断することだってできます。
以下のプロンプトをテンプレートとして活用し、「」の部分にご自身の気になる髪型を入力して試してみてください。
📝プロンプト
❝顔は一切変えずにそのまま維持し、髪型を「韓国風のヘアスタイル」に変更してください。「韓国風ウルフカット」、「ハッシュボブ」、「ヨシンモリ」、「ショートボブ」など複数のスタイルを生成してください。すべての髪型が自然でリアルに見え、まるでプロの写真撮影のような仕上がりにしてください。❞
Geminiでできる画像生成④写真をストラップに
▲被写体がストラップに変身
喫茶店のコーヒーとパンをGeminiでガチャガチャのストラップ風にしてみました。
ペットやアイドル、アニメキャラの画像で試しても面白そうです。
📝プロンプト
❝この画像の「パン」と「コーヒー」をストラップにしてください。背景は白でパンとコーヒーが赤いチェックのランチョンマットの上に乗っているのを斜め横から撮影したような感じ。高品質、高解像度。まるでガチャガチャの広告のようにリアル。❞
Geminiでできる画像生成⑤部屋の模様替え
▲部屋をAIで模様替え
Geminiを使えば、部屋の模様替えもスマホで簡単にイメージできます。
壁の色の塗り替えや大型家具を購入する際に、事前にシミュレーションできるのは最高ですよね。
「」の部分で具体的なペンキの色番号や素材を指定すると、イメージ通りの壁紙を生成できます。
📝プロンプト
❝添付した部屋の画像をもとに、壁のデザインを変更してください。壁の素材は「ウィリアム・モリス風の、植物柄の壁紙(クロス)」に変更してください。家具や床、小物など、壁以外の要素は元の画像のまま忠実に再現してください。❞
まとめ
以上、今回の記事では2025年話題のAI画像生成ツールGemini(ジェミニ)とその使い方をご紹介しました。
Geminiとは、文章、画像、音声、コードの生成が可能なGoogle発のAIツールです。
特に画像生成においては、生成されるAI画像のクオリティの高さだけでなく、画像の一部修正や画風の変更などが可能な柔軟性が注目されており、従来のAI画像生成ツールとは一線を画しているといえます。
また、本記事でご紹介したアプリ『YouCam AI Pro』を使えば、Geminiの画像生成をスマホで利用することもできます。
日本語対応のわかりやすい操作画面で、AIに関する知識をお持ちでない方でも簡単に試せるので、ぜひ話題のGeminiに触れてみてください。
この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。