赤ちゃんとの海外旅行や里帰りで必要なパスポート。
しかし、まだ首が座っていない乳児や動く赤ちゃんの証明写真を撮影するのは、なかなか難しいものです。
そこで、今回の記事では自宅で簡単にできる赤ちゃんの証明写真の撮り方をご紹介します。
赤ちゃんのパスポート申請に必要な書類や手続きに関する情報も詳しく解説しているので、大切な海外旅行や帰省の計画をスムーズに進めるために、ぜひチェックしてみてください。
赤ちゃんの証明写真をスマホで撮影&印刷する方法
赤ちゃんのパスポート用証明写真は、スマホアプリを活用すれば自宅で簡単に撮影できます。
▲赤ちゃんの証明写真の背景を変更
日本のパスポートでは、背景の色が無地の白もしくは淡色であることが定められています。
アプリを使えば、このようにベッドの上に寝そべった赤ちゃんの写真をスタジオや証明写真機で撮ったような無地の背景に自動で変更してくれます。
ここでは、
- 写真の背景を自動で切り抜ける『ユーカム(YouCam Perfect)』
- 証明写真をコンビニで印刷できる『ファミマネットワークプリント』
の2つのアプリを使って赤ちゃんの証明写真を撮影&印刷する方法をご紹介します。
事前にダウンロードしておきましょう。
ステップ①赤ちゃんを撮影
まずは、赤ちゃんの写真をスマホで撮影します。
赤ちゃんを床やベッドに寝かせ、シーツや布を背景に敷いておくと後の加工がスムーズにできて便利ですよ。
撮影する際は、以下のポイントに気をつけながら写真を撮るように心がけましょう。
✅赤ちゃんの証明写真を撮る際のポイント
- 明るく均一な自然光で撮影する
- 赤ちゃんの顔が正面を向くようにする
- 赤ちゃんの目をカメラ目線にする
- 両目が開いた状態で撮影する
- なるべく口が閉じた状態で撮影する
- 髪の毛などが顔に被らないようにする
- 帽子やアクセサリーは外す
ステップ②アプリを開く
次に、証明写真が作れるアプリ『ユーカム(YouCam Perfect)』を開きます。
トップ画面から【写真編集】を開き、先ほど撮影した赤ちゃんの写真をアップロードします。
ステップ③背景削除機能を開く
編集画面から、【背景削除】ツールを選択します。
ステップ④背景が透過される
【背景削除】ツールを開くと、赤ちゃんの背景が自動できれいに透過されます。
ステップ⑤背景を選択
赤ちゃんパスポート写真の背景の色を選びます。
日本のパスポートでは白背景の写真が推薦されていますが、グラデーションがない淡いブルーやグレーであれば、カラー背景もOKです。
ステップ⑥保存
背景の色を選んだら【保存】マークを押して、加工した赤ちゃんの証明写真をダウンロードして完成です。
スマホで加工した赤ちゃんの証明写真を印刷する方法
スマホで加工した赤ちゃんの写真は、アプリ『ファミマネットワークプリント』を使うことで、最寄りのコンビニ(ファミリーマート)でプリントアウトできます。
印刷の流れは、下記のステップをご参考ください。
ステップ①アプリを開く
アプリ『ファミマネットワークプリント』を開きます。
トップ画面左下にある【証明写真】をタップします。
ステップ②縦4.5cm×横3.5cmを選択
パスポートに最適な写真のサイズは、マイナンバーカード・住基カードと同様の縦4.5cm×横3.5cmです。
証明写真メニューの画面から、「縦4.5cm×横3.5cm」を選択します。
ステップ③写真をトリミング
先ほど写真加工アプリで背景の色を変更した赤ちゃんの写真をアップロードします。
円の中に赤ちゃんの顔(頭頂から顎下)が収まるようにトリミングします。
設定を終えたら、【確定】をタップします。
ステップ④保存
【カメラロールに保存】をタップします。
続けて、下のような画面が表示されるので【画像をアップロード】をタップします。
ステップ⑤ユーザー番号を取得
右下の【ユーザー番号を取得】を選択し、印刷可能期間を設定します。
ステップ⑥コンビニで印刷
ユーザー番号を直接入力もしくは【2次元コードを生成する】をタップすることで、ファミリーマートのマルチコピー機で赤ちゃんの証明写真を印刷できます。
予めスマホの画面をスクショしておくと便利ですよ。
赤ちゃんのパスポート申請手続きの流れと必要な書類
赤ちゃんのパスポート申請は、各都道府県に設置されている「パスポート申請窓口」もしくは「外務省パスポート課」で可能です。
基本的に、以下のステップでパスポートの申請手続きができますが、より具体的な内容はかならず外務省パスポート課の公式情報を確認するようにしましょう。
①必要な書類を用意する
赤ちゃんのパスポートを申請するには、2025年8月現在、下記の書類を提出することが定められています。
- 一般旅券発給申請書(5年用)
- 戸籍謄本または抄本
- 住民票の写しまたは住民基本台帳
- 約6か月以内に撮影した縦4.5cm×横3.5cmの証明写真1枚
- マイナンバーカードもしくは母子手帳などの顔写真つき本人確認書類
- 親権者の本人確認書類
※一般旅券発給申請書は、各市町村のパスポートセンターや役所、出張所で入手可能です。
②申請窓口に行く
パスポート申請窓口もしくは、外務省パスポート課にて申請手続きを行います。
なお、この際には赤ちゃん本人がいなくても保護者などの代理人で申請が可能です。
③受け取り
申請したパスポートは、通常、約1週間後に受け取りできます。
受け取りの際には本人確認が行われるため、赤ちゃん本人の同行が必要です。
赤ちゃんのパスポート申請で注意するべきこと
※赤ちゃんは成長に伴って顔が変わるため、パスポートの有効期限(5年)内でも、本人確認が難しくなったら早めに更新するのがおすすめです。
※写真規格に合っていないと申請が受理されないため、事前に規定をよく確認しましょう。
赤ちゃんのパスポート用証明写真に関する質問
Q1:赤ちゃんにパスポートは必要?
はい。赤ちゃんでも海外に行く場合は一人ひとりパスポートが必要です。
保護者と同伴であっても、大人のパスポートに記載して一緒に使うことはできません。
Q2:首の座ってない赤ちゃんのパスポート写真はどうやって撮る?
赤ちゃんの首がまだ座っていない場合は、赤ちゃんを白や薄い色の布を床やベビーベッドに敷き、その上に仰向けで寝かせて撮影します。
撮影時は影が出ないように自然光や均一な照明を使うのがポイントです。
無地の背景が用意できない場合は、写真の人物の背景を除去できるアプリ『ユーカム(YouCam Perfect)』などを使うのもおすすめです。
Q3:赤ちゃんのパスポート写真は笑ってもいい?
日本のパスポート写真規定では、自然な表情で口を閉じることが推奨されています。
赤ちゃんの場合、完全な無表情でなくてもやむを得ない場合がありますが、大きく笑って歯が見える状態は避けたほうが安心です。
Q4:赤ちゃんのパスポート写真はアプリで加工しても大丈夫?
肌の色や輪郭を変えるような加工、目の位置や形を修正する加工は不可です。
明るさやコントラストの軽微な調整は許容される場合がありますが、撮影条件によっては申請時に受理されない可能性があります。
加工は極力控え、規定に沿った写真を撮影しましょう。
Q5:赤ちゃんのパスポート写真の髪の毛はどうする?
赤ちゃんのパスポート写真を撮る際は、髪の毛が額や目、耳にかからないように整えておきましょう。
髪飾りやカチューシャなどは原則不可で、特に目や顔の輪郭が隠れるものはNGです。
前髪が長い場合は、軽く横に流すかピンで留めると良いです。
Q6:赤ちゃんのパスポート写真の目線は?
赤ちゃんのパスポート写真も大人同様、基本はカメラ目線で、両目がはっきり見える状態が求められます。
ただし首がすわっていない乳児は多少のズレが認められることもあります。
できるだけ正面を向かせるために、カメラの近くでおもちゃを揺らすなどして注意を引くと撮影しやすいです。
Q7:赤ちゃんのパスポートに有効期限はある?
あります。
日本のパスポートには、5年版と10年版の2種類がありますが、赤ちゃんを含む未成年者(20歳未満)は有効期限が5年のパスポートのみを申請することが可能です。
0歳で取得しても5歳になるまで使用できますが、顔立ちの変化が大きい場合は、入国審査で本人確認が難しくなることがあります。
その場合は、有効期限内であっても新しい写真でパスポートを再取得することが推奨されます。
まとめ
以上、今回の記事では赤ちゃんのパスポート申請に必要な証明写真の撮り方をご紹介しました。
まだ言葉が話せない赤ちゃんや、首の座っていない赤ちゃんの証明写真を撮るのはなかなか難しいですよね。
そんな時、本記事でご紹介した写真加工アプリを使えば、スマホでも自宅で簡単に赤ちゃんの写真を撮ることが可能です。
スタジオや証明写真機での撮影が難しい場合でも、安心してパスポート写真を準備できますよ!
この記事の監修者
パーフェクト株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。