ピクセル風のキャラクターがちょこちょこと動くドット絵アニメーションは、どこか懐かしくて可愛いですよね。
実はこれ、アプリを使えばスマホで簡単に作ることができるんです。
▲アプリでドット絵アニメを作成
そこで、今回の記事ではドット絵アニメーションの作り方とおすすめアプリ3選をご紹介します。
ドット絵アニメーションとは
▲ドット絵アニメーションの例
ドット絵アニメーションとは、ピクセル(ドット)で描かれたキャラクターのイラストを動かす技法のことです。
まるで、昔のゲームのようなレトロで可愛らしい見た目がSNSやゲーム制作、NFTアートなどでも注目されており、自作するクリエイターも増えています。
ドット絵アニメーションの作り方
今までのドット絵アニメーションは、手描きのコマを重ねたものを動画編集ソフトで組み合わせて連続再生することで動画のように見せる手法が主流でした。
しかし、最近では、AIで動画を生成・編集できるアプリ『YouCam Video』を使うことでかなり簡単にドット絵アニメーションが作れます。
🎦ドット絵を動かしてアニメーションが作れる
▲ドット絵のイラストを動かせる
このアプリでは、アップロードしたドット絵に好きな動作を指定することで、画像をハイクオリティなドット絵アニメーションに変換することが可能です。
画像を1コマずつ用意しなくても、「このキャラクターを走らせて」「この人物をジャンプさせて」など、シンプルな日本語テキストで思い通りの動画を作成できます。
🎦テキストからドット絵アニメーションを生成
▲テキストからドット絵アニメを作成
【テキスト-動画変換】機能を使えば、日本語テキストから直接ドット絵のアニメーションを生成することもできます。
絵を描くのが苦手な方でも、頭の中のイメージを一瞬で素敵なドット絵アニメーションに変えられます。
🎦動画をドット絵アニメーションに変換
▲動画をドット絵アニメに変えられる
さらに、スマホやカメラで撮影した動画をドット絵風のアニメに加工することも可能です。
ドット絵の他にも、3Dアニメ風やレトロゲーム風など豊富なスタイルの中からアニメーションのタッチを選べます。
アプリでドット絵を動かす方法
ここでは、上で触れたアプリ『YouCam Video』で静止画のドット絵を動かしてアニメーションにする方法をご紹介します。
ステップ①アプリを開く
▲【画像-動画変換】機能を選択
アプリを開き、トップ画面から【画像-動画変換】機能を選択します。
ステップ②ドット絵をアップロード
▲ドット絵をアップロード
【写真を追加】と書かれた箇所をタップし、動かしたいドット絵をアップロードします。
ステップ③スタイルを選択
▲スタイルを選んだ様子
ドット絵をアップロードしたら、【テンプレートを選択】の部分から好きなスタイルの動作を選択します。
ここでは「K-POPダンス」を選んでみました。
他にも左下の【写真をアニメーションに】をタップすると、日本語テキストでオリジナルの動作を指定することもできます。
▲好きなテキストを入力することも可能
最後に、【生成】ボタンをタップすれば自動的にAIがドット絵をアニメーション化してくれます。
ステップ④動画を保存
▲完成したドット絵アニメーション
このように、1枚のドット絵がいきいきとしたアニメーションに生まれ変わりました。
ぜひ、みなさんも手描きのドット絵をすてきなアニメに変えてみてくださいね。
【無料】ドット絵アニメーションアプリおすすめ3選【2025年最新】
1位:YouCam Video
ドット絵アニメーションをとにかく時短で気軽に作るなら、AIでドット絵を動かせるアプリ『YouCam Video』がおすすめです。
プロンプトとよばれる日本語のテキストを入力すれば、ドット絵のイラストに自分のイメージ通りの動作を付け加えることができます。
また、スマホで撮影した動画をドット絵アニメーションに変換したり、文字からドット絵アニメーションを生成できる機能も搭載されており、ハイクオリティな作品を誰でも簡単に作成できます。
2位:DOTDOT
『DOTDOT』は、ドット絵アニメーションを作りながらストレス解消ができる癒し系アプリです。
リラックスできるLofi音楽に合わせて画面のマス目をタップしていくと、自分だけのドット絵アニメーションを作ることができます。
シンプルな操作画面で使いやすいので、ドット絵アニメーション初心者やお子さん、何かクリエイティブな趣味を始めたい方にもぴったりです。
3位:ImgPlay
『ImgPlay』は写真からパラパラ漫画のようなGIFアニメを手軽に編集できるアプリです。
静止画のドット絵素材をアップロードすると、複数枚のドット絵をまとめて1つのアニメーションにすることができます。
作成したドット絵アニメーションの再生速度やアニメーション効果の追加など細かな動画編集もアプリ内で全て完結できるのも魅力です。
ドット絵を動かすコツ
ここでは、ドット絵を動かすコツをいくつかご紹介します。
①AIでドット絵を動かす場合
✅背景がシンプルなドット絵を選ぶ
AIは画像全体を認識して動きをつけるため、背景が複雑だとキャラクターの境界が曖昧になり、動作がおかしくなったり、背景が変わってしまうことがあります。
背景の一部をキャラクターと誤認しないように、無地の背景を選ぶのが無難です。
✅動きを具体的に指定する
どのキャラクターをどのように動かすのか、動作を具体的に伝えるとイメージ通りになりやすいです。
日本語のプロンプトで上手くアニメ化できない場合は、英語で入力すると精度が上がることがあります。
✅ドット絵の解像度を小さくしすぎない
あまりに小さいサイズ(例えば16×16ピクセルなど)のドット絵だと、AIが「どこが顔でどこが体か」を正確に認識しにくくなります。
最低でも64×64ピクセル以上のドット絵を用意すると精度が上がります。
✅キャラクターは一体だけにする
複数キャラクターがいるドット絵を使うと、AIが「どれを動かせばいいのか」迷います。
まずは1キャラだけのシンプルな構成で試すのがおすすめです。
②手動でドット絵を動かす場合
✅少ないコマでも動きを伝える
ドット絵はシンプルだからこそ、3〜4枚程度のコマを繰り返すだけでも動きをしっかり表現できます。
まずは最小限のフレームで動きの流れを試してみましょう。
✅大きめに動かす
小さな絵では動きが目立ちにくいので、腕や足の角度をしっかり変えたり、体全体を大きく揺らしたりして「オーバーアクション」を心がけるのがおすすめです。
✅透かし表示を活用する
アプリやソフトの透かし表示機能(半透明のレイヤー機能)を使うと、前後のフレームが半透明で重なって表示されます。
これを目安にすれば、自然な動きを作りやすくなります。
✅ループを意識する
ドット絵アニメーションを繰り返し再生する場合は、最後のフレームと最初のフレームのポーズが自然につながるように調整しましょう。
ループが滑らかだと完成度が高く見えます。
✅再生スピードを調整する
動きが速すぎると慌ただしく、遅すぎると間延びした印象のドット絵アニメーションになってしまいます。
作った後にスピードを何度か試し、見やすいテンポを探すのも大切です。
まとめ
以上、今回の記事ではドット絵アニメーションの作り方とドット絵を動かすアプリおすすめ3選をご紹介しました。
従来、ドット絵アニメーションは、手描きでコマを重ねて制作するのが当たり前でしたが、最近では画像を動かせるAIツールを使うことで、一瞬で理想通りのアニメを作れるようになりました。
初心者でも気軽に使えるので、ぜひみなさんも自作のドット絵に命を吹き込んでみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
PERFECT株式会社 編集部
写真加工&画像編集アプリのエキスパート。盛れる自撮り加工や映える画像&動画編集についてのコンテンツをお届け。最新の流行から少しニッチな情報まで、幅広く発信していきます。