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バーチャルメイクとは? 売上アップの秘訣を成功事例で紹介
AI/AR バーチャルメイク

バーチャルメイクとは? 売上アップの秘訣を成功事例で紹介

2023年9月12日 目安時間 3 分
バーチャルメイクとは? 売上アップの秘訣を成功事例で紹介

AI(人工知能)やAR(拡張現実)技術を利用して、ユーザーの顔にまるで本物のメイクを施しているように見せる「バーチャルメイク」。

サービスを搭載したタブレットを店頭に設置する小売店、ECサイトで自社商品のバーチャル体験機会を提供する化粧品ブランドなど、世界各国で導入が進んでいます。

バーチャルメイクをECサイトに導入▲バーチャルメイクをECサイトに導入

デモページで試す

バーチャルメイクが急速に普及している背景には、CVRやLTV向上が見込めることがあります。

今回は、国内外の事例からバーチャルメイク導入によるビジネス効果を見ていきましょう。


目次をチェック!


「バーチャルメイク」とは? 

大手化粧品ブランドが導入しているARメイクシミュレーション。

近頃はビデオ会議ツールでも「バーチャルメイク」機能を使えるので、利用経験がある方も多いのではないでしょうか? 

「バーチャルメイク」とは、主にスマートフォンやタブレッドなどのインカメラを通じて映し出された顔の映像に、AIやARを利用して、本物のメイクを施したように見せる技術のことです。

テスターなしでは化粧品をなかなか購入しにくい中、デバイスのカメラを使用して自分に似合うか試すことができるバーチャルデジタルサービスとして利用されています。


2020年8月には資生堂が、SnapchatのPC用カメラアプリ「Snap Camera」(スナップカメラ)を介して、メイクアップブランド「マキアージュ」の最新メイクを楽しめるARフィルターの提供を開始しました。

同サービスは、「Microsoft Teams」、「ZOOM」、「Skype」、「Google Hangouts」など、主要なPCオンライン会議ツールで利用できます。



バーチャルメイクのメリット

バーチャルメイクのメリットは、企業側、ユーザー側ともにあります。


ユーザーへのメリット

従来店頭でカラーもののコスメを試す場合には、メイクを落とす→肌に色を乗せるといったプロセスが必要でした。

これら一連のプロセスを行うと、口紅の場合1色あたり数分はかかるので、店頭での体験は、多くても一度に4〜5色が限界だったはずです。

一方バーチャルメイクであれば、実際のメイクを必要とせずにiphoneやAndroidなどのスマホの画面をタップするだけで、リアルの商品に近いテクスチャーや色味を体験できるので、「試す」ハードルが下がります。

実際、30秒で30色を試すことも可能です。

その結果、従来接触することがなかったブランドや色味と出会うきっかけが生まれ、購入機会へとつながります。

Amazonのバーチャルメイク


企業へのメリット

AmazonもECサイト上でバーチャルメイクを採用するなど、大手からスタートアップまで、多くの企業が導入を進めています。

企業がバーチャルメイクに注目するのは、一度バーチャルで試してからの本商品購入率は、そうじゃない場合と比べると、2〜6倍*になるなど高い効果が期待できるからです。

また、中国のオンラインショッピングモール「Tmall」は、バーチャルメイクの導入により、売上が8倍になり、コスメ購入者のページ滞在時間が平均5倍に伸びたと報告をしています。

事前にバーチャルで試すことで、化粧品ECのペインポイントである「イメージと違った」を回避できます。

これこそが、購入率アップにつながる理由です。

(*パーフェクト社調べ)

バーチャルメイクでCV向上

コロナ禍では、マスクの着用が欠かせませんでした。

KANEBOはニューノーマル時代の消費者行動にあわせ、2021年3月、バーチャルメイクとバーチャルマスクの同時体験を可能にしたサービスの提供を開始しました。

同サービスには、当社の先端AR技術が利用されています。

カネボウのバーチャルメイク



PERFECT社が提供するバーチャルメイク


パーフェクト株式会社は、美容ブランドや小売店に高精度なバーチャルメイクを提供しています。

  • リップ
  • ファンデーション
  • アイシャドウ
  • チーク
  • カラーコンタクト
  • アイブロウ
  • アイライナー
  • マスカラ
  • ハイライト

など、コスメカテゴリーのアイテムほぼ全てに対応しています。

パーフェクト社のバーチャルメイクは特許取得済みAI技術であるAgileFace®フェイス認識AIを活用し、まるで自然なARバーチャルメイクを提供し、ショッピング体験を向上させます。

高度なAR技術は「加工フィルター」を超越し、化粧品ECのショッピングをさらに充実した体験へ進化させます。


バーチャルメイク導入で解決


バーチャルメイクを導入することでどのような問題点を解決できるのでしょうか?

  • 売上を向上させたい
  • ECサイトのカート投入率・購入率を増やしたい
  • 自社サイトや店舗での顧客エンゲージメントを向上させたい
  • 商品利用のイメージが湧きやすくしたい
  • 商品・ブランドの魅力を実感させたい

など、このような課題を解決させたい人にご提案いたします。




成功事例①:LINEお友だち数、2週間で30万人を突破

続いてカネボウ化粧品のトータルメイクアップブランド「コフレドール」が、2020年9月17日にローンチした「COFFmi(コフミ)」の事例を紹介します。

「COFFmi」は、当社が開発する、ユーザーの顔の特徴を識別する「AI フェイス アトリビュート」を導入したデジタルサービスです。

水分・油分・シミ・キメ・顔の特徴をデジタル上で分析し、約7,000通りからユーザーの顔に似合うメイクを提案。

そのメイクをバーチャルでシミュレーションできるというものです。

サービスにはLINEを活用しており、ユーザーはLINE上でカウンセリングを受けることができます。

コフミの成功事例

このコンテンツは、開始から1週間で10万回以上利用され、LINEの公式アカウントとつながる「お友だち」数は、2週間で30万人を突破しました。

サービス提供後に、カネボウ化粧品がバーチャルメイク機能を搭載している「COFFmi」のページと、同時公開のバーチャルメイク機能を搭載していない別製品のスペシャルページを比較したところ、

  • PV数が11.4倍
  • ページ平均滞在時間は2.48倍

という結果が出たそうです。

昨今は、衛生面への配慮からテスターを設置していなかったり、ビューティカウンセラーによるタッチアップを自粛したりするなど、ユーザーが実際の商品を試す機会が減っています。

カネボウ化粧品では、店頭でのサポート役としても「COFFmi」を利用しているため、「商品の疑似体験ができる」とお客さまから好評のようです。

実際バーチャルトライのアクセス数は「COFFmi」ローンチ前と比較し、週間平均で4.9倍に増加。2020年3月に行なった特別キャンペーン時と比較しても、1.3倍に増えています。

「COFFmi(コフミ)」のバーチャルメイク導入事例紹介記事を読む


成功事例②:カート追加率が大幅にアップ

それではここからもう少し、実際の事例からバーチャルメイク導入の効果を見ていきます(事例は、当社のバーチャルメイクサービス導入企業によるものです)。

まず、2014年にコーセーが買収した米国の自然派コスメブランド「tarte(タルト)」を紹介します。

店舗展開の他、ECサイト「tarte.com」は世界50カ国以上を対象に製品を発送しています。

「tarte」は、コロナ禍で自宅からでも買い物を楽しんでもらう方法を模索するなかで、自社ECサイトにバーチャルメイク技術を導入しました。


tarteのバーチャルメイク



バーチャルメイク導入後早くも、

  • カート追加率30%増
  • サイト内滞在時間3ケタ増
  • 売上200%増

などの成果が出ています。

自宅にいても、バーチャルメイクを利用することで、自分にピッタリのファンデーションの色味を確認できたり、欲しいカラーを吟味できたりと、店頭に近い感覚でオンラインショッピングを楽しむことができ、これらの成果につながっています。

また興味深いのが、バーチャルメイク導入後、サイト滞在時間の増加や売上向上につながっただけでなく、ファンデーションの色味に関してアドバイスを求めるカスタマーサービスへの問い合わせ件数が2ケタ減少になりました。

バーチャルメイクを利用することで、ユーザーが自身で肌に近いファンデーションの色味を探し、試すことができるので、問い合わせ件数が大幅に減ったと考えられます。

「tarte(タルト)」のバーチャルメイク導入事例紹介記事を読む


成功事例③:バーチャルメイクでエンゲージメント向上

最後に、長期間実店舗の閉鎖が続くなど、小売業界全体に大きな影響が出ている海外の事例から、エンゲージメントの観点で、バーチャルメイクの可能性を探っていきたいと思います。

美容専門店の「Ulta Beauty」が提供するバーチャルメイクアップサービス「GLAMlab」は、コロナ禍以前と比べて5倍以上、1900万色がバーチャルトライされました(英文)。

また2020年にはバーチャルでお試しできる対象を、髪の毛、眉毛、まつ毛に拡大。

肌解析サービスの提供も行い、ユーザーが自宅からでも安全に買い物を楽しめるようにさまざまな施策を行ってきました。

ultaのバーチャルメイク

ロレアルは、コロナ禍においてバーチャルメイクアップツールの利用率が5倍に拡大(英文)。

また、広告から購入への転換率は、バーチャルメイクを試したユーザーの方が、非体験ユーザーに比べ3倍高かったそうです。

これらの結果からも、バーチャルメイクの導入がいかに、エンゲージメント向上に寄与しているかが分かるのではないでしょうか。


まとめ

バーチャルメイクの概要から導入の利点まで解説いたしました。

バーチャルメイクの導入はオンラインショッピングの向上はもちろん、お客様にとっても楽しいカスタマーエクスペリエンスとなり、購入前に手軽にテスターとして利用することができます。

大手化粧品メーカーから中小規模の化粧品ブランドやD2Cブランドにも導入することが可能です。

無料トライアルも提供していますので、お問合せフォームよりぜひお気軽にお声がけください。


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