投資家向け広報
法人プロプラン
セルフ型 オンラインサービスプラン
テクノロジー
デモ体験
リソース&導入例
TRY-ON
BlogGeneral
ARの活用事例14選 | ビジネス活用のメリットも紹介
AI/AR バーチャルメイク

ARの活用事例14選 | ビジネス活用のメリットも紹介

2024年9月20日 目安時間 3 分
AR活用事例

現実世界にデジタルを反映するAR技術は、近年普及が進み、さまざまな業界で取り組みが始まっています。

この記事では、ARの実際の活用事例を紹介しながら、ARで実現できることやAR活用によるメリットをご紹介します。


目次をチェック!


ARとは?

ARとは拡張現実(Augmented Reality)とも呼ばれる、現実世界をデジタル情報で拡張する技術のことです。

ARはスマートフォンやタブレット、メガネ型の端末などを通じて、実際の風景に文字や映像などデジタル情報を追加することで、ユーザーにより豊かな体験の提供を実現できます。

ARはしばしばVR(仮想現実)やMR(複合現実)と混同されますが、それぞれが異なる特徴を持ちます。

たとえば、ARは現実世界にデジタル情報を追加するのに対し、VRは完全な仮想環境における体験を提供します。

一方、MRは現実世界と仮想世界を融合させ、相互に連動できる特徴があります。

ARは教育、エンターテインメント、ビジネス、医療など幅広い分野で導入が進んでおり、日常生活や仕事のあり方に大きな変化をもたらしています。


1)観光業界のAR活用事例:東京都「HELLO! TOKYO FRIENDS」


東京都は2024年2月、東京の魅力を国内外に広め、東京のファンを増やすためのプロモーションとして、メタバースやAR技術を活用した交流プラットフォームの「HELLO! TOKYO FRIENDS」を発表しました。

AR技術を活用した専用アプリ「TOKYO HUNT!」では、都内に複数あるチェックポイントを訪れることでエンブレムを獲得して限定アイテムを入手、キャラクターとの記念撮影も可能です。

このプロジェクトは、東京都の「未来の東京戦略」の一環として実施されています。

参考:東京都「HELLO! TOKYO FRIENDS」


2)美容業界のAR活用事例:パーフェクト社「ARバーチャルメイク」


パーフェクト社のARバーチャルメイクは、最新のAIで再現性の高いバーチャルメイクを体験できるAR技術です。

ARバーチャルメイクでは、リップ、アイシャドウ、ファンデーションなどからカラーコンタクトまで多彩なメイクを試せます。

チークでは最大3食のカラー組み合わせが可能で、より立体的でリアルな体験が実現しています。

トラッキングはリアルタイムに行われるため、ユーザーが表情を変えたり、顔を動かしたりしても、メイクアップが自然に追従し、自然なバーチャルメイク体験が可能です。

バーチャルメイク技術は店頭でもオンラインでも利用できるため、消費者が自宅で気軽に製品を試すことで購買意欲の向上、店舗側の負担軽減や幅広い商品ラインナップを提供する機会の向上にもつながります。

実際にARバーチャルメイクを活用した企業では、コンバージョン率2.5倍、訪問者数30倍などの実績も出ています。

参考:パーフェクト社「ARバーチャルメイク」


3)ファッション業界のAR活用事例:パーフェクト社「ARピアス試着」


パーフェクト社が提供する「ARピアス試着」では、最新の3Dモデリング技術を活用することで、ピアスの質感や揺れをリアルに再現、本物のような試着体験が可能です。

試着体験は耳の13箇所で可能であり、複数のピアスを組み合わせたシミュレーションもできます。

ARピアス試着は、店頭における衛生面からの試着問題の有効な解決策としても活用が可能です。

消費者は店頭でも自宅でも気軽に多数のデザインを試せることで、購買意欲の向上や返品率の低下につながることも期待できます。

パーフェクト社ではピアス以外にも指輪、ブレスレット、腕時計、ネックレス、メガネ、サングラス、帽子、ヘアアクセサリーなど、幅広いアクセサリー類でARを活用した試着体験を提供しています。

参考:パーフェクト社 「ARピアス試着」


4)製造業界のAR活用事例: NEC 遠隔業務支援サービス

NECの遠隔業務支援サービスは、AR技術を活用することで、製造現場や保守点検作業における作業の効率化、正確性向上に貢献するサービスです。

このサービスでは、現場作業者がスマートグラスを装着し、遠隔地の専門家がPC画面を通じて作業状況をリアルタイムで把握、スマートグラスを通じて音声・画像・メッセージを送ることが可能です。

製造現場でARを活用することは、熟練技術者の知識を効率的に共有することで作業の標準化や品質向上が図れたり、作業手順や注意点をAR表示することで作業ミスを低減し、安全性を向上したりすることにも役立ちます。

参考:NEC「遠隔業務支援サービス」


5)建設業界のAR活用事例: KENTEM「快測AR」

KENTEMの「快測AR」は、建設現場で工事の内容や完成形をイメージしやすくするARアプリです。

現場でマーカーとナビを用いて観測を行い、観測した座標のQRコードをアプリに読み込むことで、位置合わせを確実に行える特徴があります。

タブレット端末を通じて3Dモデルを現場に投影すれば、関係者との間で工事の完成形や各施工ステップをリアルタイムで視覚化し、スムーズな情報共有も可能です。

建設現場で関係者と円滑なコミュニケーションを実現することは、建設現場の生産性向上や品質管理の向上にもつながります。

参考:快足AR


6)教育業界のAR活用事例:Minecraftカップ運営委員会


Minecraftカップ運営委員会は、人気ゲーム「Minecraft」とAR技術を組み合わせた教育プログラムを2024年8月12日に開催しています。

このプログラムでは、子どもたちが「丸の内を舞台に働く人が幸せになる空間」をコンセプトにMinecraftで3Dモデルを作成し、ARを用いて3Dモデルを現実世界に投影する体験が行われました。

このような体験型学習は、子どもたちが都市計画や建築デザイン、空間認識、プレゼンテーションスキルなどを楽しみながら学ぶことに貢献しています。

参考:Minecraftカップ運営委員会


7)医療業界のAR活用事例: 順天堂大学

順天堂大学は、安全な胸腔ドレナージ実現のためのARを活用した技術開発に取り組んでいます。

安全なドレナージ実践のためには、リアルタイムで体内状況の確認が必要ですが、従来の方法ではその実施が難しい状況がありました。

そこで順天堂大学の新たな取り組みでは、AR技術を活用して、予め撮影したCT画像を施術者のAR技術グラスに投影、実際の患者の体内を透視しているような状況下で、安全な胸腔ドレナージの実現を目指しています。

この技術は経験の浅い医師、従来では施術が難しかった高齢層や小柄な方でもより安全な施術を可能にし、胸腔ドレナージの難易度を下げることへの貢献が期待されています。

参考:PRTIMES  医療現場における安全な胸腔ドレナージの実現を目指して


8)家具業界のAR活用事例:イケア「IKEA Kreativ」


イケアの「IKEA Kreativ(イケア クリエーティブ)」は、IKEAアプリやWebサイト上から利用できる、ARを活用したインテリアデザインアプリです。

ユーザーはスマートフォンのカメラで自分の部屋を撮影することで、正確な寸法の3Dレプリカを手軽に作成できます。

そこにアプリ内のイケア製品カタログから好みの家具を選び、自由なデザインを楽しめます。

さらに、AIが部屋の雰囲気に合わせて家具のレイアウトを提案する機能、ショールームを元にデザインする機能もあり、理想の空間イメージに役立っています。

このような技術は、ユーザーの購買意思決定をサポートすることで、顧客満足度の向上や返品率の低減などに貢献が期待できます。

参考:IKEA「IKEA Kreativ」


9)食品業界のAR活用事例:カルビー株式会社「じゃがりこ秘密のメッセージ」


カルビー株式会社は、人気スナック「じゃがりこ」で、AR技術を活用したキャンペーン「溢れるキモチをARで!じゃがりこ秘密のメッセージ」を2024年2月15日から実施しました。

このサービスでは、メッセージを送る側が専用サイトでメッセージと演出フィルターを登録し、パスワードを「じゃがりこ」に書き込んで相手に渡します。

受け取った人は、パスワードを入力してARフィルターを起動し、そこに「じゃがりこ」をかざすと、3Dの「ARじゃがりこ」とメッセージが画面上に現れる仕組みとなっていました。

さらに、このキャンペーンに合わせ、期間限定のパッケージデザインの展開、Z世代に人気のTikTokクリエイターを起用した青春学園ショートドラマも公開。

ARを活用したキャンペーンのさらなる後押しをすることで、日常的なスナック菓子に新たな付加価値を与え、消費者とのエンゲージメントを高めていった事例となっています。

参考:カルビー株式会社「じゃがりこ秘密のメッセージ」


10)不動産業界のAR活用事例:株式会社x garden「AR内見」

株式会社x gardenの「AR内見」は、不動産会社向けに開発された、内見のユーザー体験を向上するAR技術です。

iPadで作成したバーチャルモデルルームを元に、ARモードで家具を表示したり、導線の確認ができます。

体験を通じて実際に生活する際の環境がイメージしやすくなることで、成約率の向上が期待されています。

参考:株式会社x garden「AR内見」


11)物流業界のAR活用事例:株式会社コーユービジネス「ロジスグラス」

株式会社コーユービジネスの「ロジスグラス」は、物流倉庫での作業効率を大幅に向上させる未来型ARスマートグラスです。

グラスのディスプレイには、作業指示や商品の保管場所などの情報が表示可能で、作業者はハンズフリーで情報を確認しながら作業を進められるため、無駄な作業が減少し、作業速度の向上が期待できます。

また、このグラスは、熟練者の作業を映像として記録し、新人教育に役立てることも可能です。

ロジスグラスの導入により、作業時間の短縮、精度の向上、新人教育の効率化など、さまざまな側面から物流業務の改善が期待できます。

参考:株式会社コーユービジネス「ロジスグラス」


12)イベントプロモーションのAR活用事例:株式会社NTT QONOQ(コノキュー)「ImaginAR in NAGOYA」

株式会社NTT QONOQは、「ImaginAR in NAGOYA」という体験型エンターテイメントイベントを名古屋市栄地区で2024年3月26日から開催しました。

イベントでは、同社が提供する街あそびARアプリ「XR City」を活用し、本格的な謎解きイベント「UNIVERSE」、ウルトラセブンの世界観を楽しめる「星と少女」、絶滅動物を発見・コレクションするARスタンプラリー「Hisaya-odori LOST ANIMAL Park」などといった複数の物語作品をAR体験として提供されました。

リアルとバーチャルを連携させた体験、キャラクターとの写真撮影、SNSでのプレゼントキャンペーンなど、多様な形でのARを活用したプロモーションが展開されました。

ImaginARは名古屋以外の地域でも開催されており、ARを通じたユーザー体験や地域活性化に貢献しています。

参考:株式会社NTT QONOQ(コノキュー)「ImaginAR in NAGOYA」


13)スポーツ業界のAR活用事例:ソフトバンク


ソフトバンクは2024年4月3日と4日に、プロ野球チーム「福岡ソフトバンクホークス」の本拠地PayPayドームにおいて、ARを活用した新しい観戦体験の実証実験を行いました。

参加者はスマホとUSB接続されたARグラスを通じて、球団マスコットとバーチャルな交流や自分の座席までの案内がARグラスに表示される体験ができました。

さらに、試合中のグラウンドの演出時には、ARグラスを通じてリアルタイムのAR演出も楽しめました。

この実証実験は、スタジアムのような大規模な施設における精密なナビゲーション、同時に複数の観客が参加するAR演出の検証を行い、観戦体験の向上につながる実証実験となりました。

参考:SofBank「PayPayドームのスマートスタジアム化に向けた、マルチセンサーおよびマルチネットワークの実証実験」


14)海外のAR活用事例:MAG HUB PTE. LTD.

シンガポールのMAG HUB PTE. LTD.は、ARとブロックチェーン技術を融合させた3Dデジタルコレクティブル作品の販売を行っています。

同社の事例は、AR技術をNFT(非代替性トークン)と組み合わせることで、新しい形の3D鑑賞体験を実現しているユニークな例です。

同社が提供する3D AR-NFTプラットフォーム「Mugen ARt」では、ブロックチェーン技術を活用することで、3D ARフィギュアやデジタルデザイナーズトイを唯一無二のNFTとして提供しています。

さらにユーザーは専用アプリを通じて、購入した3D ARフィギュアNFTを現実世界に3Dで投影し、フィギュアの3D鑑賞も体験できます。

この事例は、AR技術とブロックチェーン技術の融合が、3Dデジタルコレクティブル作品の普及を推し進め、デジタルエンターテインメント市場の拡大につながる取り組みとして注目されています。

参考: Mugen BOX:海外のSNS上で人気キャラクターFan&Bao 3D AR フィギュアNFTを「Mugen ARt」にて販売 ブロックチェーンは「Palette(パレット)」を採用


AR活用のメリット

ここまで紹介してきたAR技術の活用には、まとめると以下のようなメリットが期待できます。


広告の訴求力が高まる

ARは従来の広告に比べ、より没入感の高い体験を提供できるため、ARを活用することで広告の訴求力向上が期待できます。

例えば、雑誌広告にスマートフォンをかざすと製品の3Dモデルが出てくる、街中の看板がAR対応のデバイスを通して動き出すなど、ARを活用することでより魅力的な広告体験を作り出せます。


人材不足・人手不足を解消

AR技術は、遠隔サポートや作業ガイダンスを通じて、人材不足や人手不足の問題解消に寄与します。

例えば、製造業におけるAR技術を通じた遠隔サポート、物流の現場で作業の指示や商品の保管場所情報を表示するなどを可能にすることで、限られた人材でも効率的な業務の遂行を可能にします。


話題性

ARは、視覚的なインパクトや今までに無い新しいユーザー体験を提供できるため、ユーザー間で話題になりやすく、SNS上でシェアされやすいメリットがあります。

例えば、ARフィルターを使った面白い自撮り写真や、現実の風景に重ねられたインパクトあるデジタルアートなどは、SNSマーケティングで重要なUGC(User Cenerated Content)を生み出しやすい環境を作り出し、話題作りにつなげることで、マーケティングやプロモーションの効果向上が期待できます。


ユーザーの利便性向上

例えば、美容業界やファッション業界では、ユーザーと企業共通の問題として試着や返品の問題が存在しています。

AR技術を使えば、ユーザーは自宅でコスメや服、装飾品などを気軽に試せるため、実際に店舗に出かける労力や時間を節約でき、利便性の向上につながります。

またAR技術を使った試着は、企業側にとっても試着や返品に関するコストや手間を減らすことにつながります。


現場作業の効率化、安全性向上

建設業や製造業などの現場で、ARによって作業手順の可視化や遠隔支援を行うことで、作業効率が向上します。

また、危険な作業や複雑な操作のガイダンスを提供することで、安全性を高めた作業を行えるようになります。


AR活用を始めるなら

AR技術の活用を検討する際、大きく分けて自社開発と外部への依頼という2つのアプローチがあります。

自社開発のための役立つツールも開発されていますが、そのツールを扱えるARに通じた人材の確保も課題になることも多くあります。

そのため、多くの企業にとっては、専門知識や技術力が必要となる自社開発よりも、外部の専門業者に依頼する方が効率的なAR導入につながります。

パーフェクト社は先端AR&AI技術を応用することで、さまざまなニーズと予算規模に対応できるSaaSとしてサービスを提供しています。


自宅やオンラインで再現性高いメイク体験ができる「ARバーチャルメイク」、3Dでリアルなピアス、イヤリングの試着体験ができる「ARピアス試着」などのソリューションは、美容やファッション業界で高い評価を得ており、実際に成約率の向上や訪問者数の増加に寄与しています。

これらの技術は、多彩な経路や場面で活用可能であり、ブランドの特性や需要に合わせたカスタマイズも可能です。 パーフェクト社ではこの他にも、美容、ファッション業界で活用できるさまざまなAR&AI技術を提供しています。

AR活用の第一歩を踏み出すことに興味がおありなら、弊社までお気軽にご相談ください。

お客様のニーズに最適なAR活用方法をご提案いたします。


お問い合わせはこちら

# AI/AR バーチャルメイク# AR アクセサリー
人気ブログ
AR アクセサリー
カメラで似合うメガネが診断できるAIを提供| 写真をアッ…
生成AIのビジネス活用事例11選 | リスク対策や成功のポイ…
AI 肌分析
エステ業界・美容クリニックで活用されるAI肌分析『スキ…
続行するにはCookieを有効にしてください。当社のCookie使用に関しての詳細はこちら をご覧ください。