法人プロプラン
セルフ型 オンラインサービスプラン
テクノロジー
デモ体験
リソース&導入例
TRY-ON
トレンド

SDGsと化粧品業界の関係性|各企業のSDGsの取り組み事例

2021年12月24日 目安時間 3 分
SDGsと化粧品業界の関係性|各企業のSDGsの取り組み事例

(2022/10/31更新)

本稿では、このSDGsという世界的な取組の中で、化粧品業界がどのような形で行動を取っているか、どのように持続可能な環境を整えていくか、更には掲げる目標に向かってどう進んでいくかについて、各企業の取組事例をもって、説明してまいります。

今や、どの業界でもこの「SDGs 持続可能な開発目標」について、何らかの形で意識していく必要性に迫られています。強制的、受動的ではなく、自主的、能動的に取り組んでいく業界や企業が、ビジネスの世界でも成功を収めていくのではないでしょうか。以下のご説明が、このような考察に少しでもお役に立てば幸いです。

この記事の目次

 1)SDGsと化粧品業界

  1. SDGsとは
  2. 化粧品・美容業界と関連性の高い「SDGs ゴール12」
  3. 最新美容テクノロジーで「SDGs ゴール12」を実現

 2)身近な化粧品メーカーにおけるSDGsに対する取り組み事例

  1. 花王 「白髪用ヘアカラーシリーズ ブローネ ルミエスト」
  2. Henkel 「ボンディングテクノロジー got2b(ゴットゥービー)」
  3. 化粧品産業ビジョン検討会 「化粧品産業ビジョン」

 3)SDGsに繋がる美容ソリューションプロバイダー

 4)SDGsの実現に向け、より良い化粧品・美容業界の未来をテクノロジーで作る



1)SDGsと化粧品・美容業界の関連

SDGsとは

実際の具体例をご紹介する前に、改めてSDGsとは何か、確認しておきたいと思います。正式英名は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」です。最近の企業では、CSR(corporate social responsibility、企業の社会的責任)に代わり、サステナビリティ事業部といった組織を組成しているところが多いですが、それほどに注目度が高い言葉です。

なお、もう一つの注目度が高いことあとして、ESGがあります。これは「Environment(環境)」、「Social(社会)」、「Governance(企業統治)」の頭文字を取ったものですが、CSRが被評価者、ESGは企業を評価者の視点での言葉と言えます。いずれにせよSDGsを達成するための手段と位置付けられます。

私たちの経済、社会基盤となる地球において、持続可能性が危ぶまれている中で、世界各国間で様々な議論が交わされてきました。その結果、2015年に国連サミットで採択された、SDGs(持続可能な開発目標)が、最近になって、より注目されるようになっています。

SDGsは、持続可能な世界を実現するために、17の目標(ゴール)と、169のターゲットから構成されています。また、地球上の生きとし生けるもの、「誰一人として取り残さない」ことが、宣誓されています。

化粧品・美容業界と関連性の高い「SDGs ゴール12」

17つのゴールの中、一つ化粧品業界との関連性が特に高いゴールは、ゴール12です。ゴール12では「持続可能な生産消費形態を確保する」ことが謳われています。

特に先進国と言われている欧米や日本などの国では、大量のプラスチック廃棄物を出してしまっていることが問題となっています。作り過ぎず、消費し過ぎずの、非常に難しいバランス感覚が求められます。

プラスチック削減
同じゴール12のターゲット12.5では、「2030 年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」ことが提唱されており、化粧品だけではなく、あらゆる領域において、廃棄物発生へのブレーキが叫ばれています。

美容・化粧品業界では、化粧品という商品の特性上、やはりこの廃棄物の削減と再発防止が、取り組まなければならない問題と言えるでしょう。店頭の毛束やコスメテスター、ネイルサンプルといった、製品の性質上、どうしても廃棄対象物が生じてしまう中で、どのような対策が取れるか、具体的に示さなければなりません。

化粧品売り場


最新美容テクノロジーで「SDGs ゴール12」を実現

このような環境下、 別稿でご紹介した「AR= Augmented Reality、拡張現実」は、このゴールに向けた一つの最適解を提示してくれています。最新のAR技術を利用し、物理的な道具を必要とせず、メイク試すことを可能とする流れは、廃棄物の低減に寄与します。

ARのような新しい仕組を取り入れたサービス提供は、各企業にとって、導入障壁が高いものです。もし自社開発ですとコストがそれなりにかかりますし、社内調整も大変なものでしょう。しかしながら、SDGsの取組は、会社としての価値を高め、成長と発展をもたらしてくれます。革新的な試みを忘れず、絶えずチャレンジしていくことが大切ではないでしょうか。

※関連ニュース 《SDGsの取り組みに貢献したAR技術の活用事例を発表》


2)身近な化粧品メーカーにおけるSDGsに対する取り組み事例

 
それでは、次に身近な化粧品メーカーにおける、ARを活用したサービスの具体事例をご紹介します。またその結果として、上記SDGsの目標達成にも貢献することになりますが、こちらもより具体的にご説明してまいります。

1.花王 「白髪用ヘアカラーシリーズ ブローネ ルミエスト」

  
当該商品の販売促進のため、該社は「AR髪色シミュレーション」を導入しました。白髪染めという製品特性上、顧客の年齢層が比較的高いため、敷居を低くし、楽しく気軽に拡張現実の中で髪色変化を味わえる、というソリューションを提供しました。

このサービスは、2020年10月より開始され、2021年6月には他の商品にも展開されました。コロナ禍ということもあり、店頭に赴く必要がなく、化粧を楽しめるということで、非常に好評を博しています。
この取組により、2021年10月以降、ヘアカラー売場に設置する毛束色見本の提供を終了しました。多い年では年間約56トン使用していたプラスチックが削減に至っています。


花王様AR髪色ユーザー画面ESG観点による花王様ウェビナー資料


パーフェクト社主催ウェビナー:2021 The Global Beauty Tech Forumセッション3《花王の戦略的DX》より


2.Henkel 「ボンディングテクノロジー got2b(ゴットゥービー)」

   
ブリーチ剤やクリーム、スプレー販促のため、「AR髪色シミュレーター」を稼働させました。対象の顔を、自分の写真やモデルから選んだり、商品の各ブランドを選択可能、髪の色も選べます。画面上でいくらでも試すことができるシステムです。
このサービスは2021年3月より導入されましたが、実際は、メーカーとして全廃に向けた一斉廃止指示出しているわけではなく、小売店の状況に委ねられているとのことです。
しかしながら、毛束を作成していない商品が、堅調な販売を継続していることから、ARシミュレーターは、一程度の効果はあると考えられます。メーカーとしては、引き続き他の商品にも展開して、対象を拡大していきたい意向を持っています。

※関連事例《got2b、AR髪色を導入、QR経由のトラフィックページ滞在時間は1.5倍に》


3.化粧品産業ビジョン検討会 「化粧品産業ビジョン」

企業というわけではありませんが、化粧品業界において、全体的な将来像、ビジョンを形成する検討会により、SDGsとデジタル化について言及されています。

ビジョンの中の具体的な取組として、「デジタル技術の活用を前提としたマーケティング戦略への転換」と、「SDGsへの積極的な貢献」を並列で掲げており、両者の重要性を述べています。

今後の日本における化粧品ビジネスにおいて、SDGsへの貢献と、ARのようなデジタル化への対応は、必要不可欠となっていく、と分析されています。その具体策として、廃棄物の削減に向けたARの活用促進は、今後ますます強まることが予測されます。

*化粧品産業ビジョンhttps://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/bio/cosme/cosme_vision2021.pdf


SDGsに繋がる美容ソリューションプロバイダー

上記、花王とHenkelにおいて採用されているAR活用サービスは、東京都港区に位置する日本法人、当社パーフェクト株式会社が提供しています。

当社は、「AI = Artificial Intelligence、人工知能」と、「AR= Augmented Reality、拡張現実」を組み合わせ、美と技術を融合させた各種美容ソリューションを打ち出しています。本部は台湾にあり、アメリカ、ヨーロッパ、中国、インドといった世界の各地域に、グループ企業として拠点を構えているグローバル企業です数多くの企業にその先進性を認められ、多くのブランドと提携、今までにない形で消費者とコスメを繋ぐ、世界最大級のビューティープラットフォームを構築しています。

SDGSにつながるARソリューション画面

SDGsの取り組みに貢献したAI・AR技術

顔認証に秀でるAIと、オンラインでのメイクアップを実現するARですが、当社が最初に意識するのは顧客です。どんな技術であれ商品であれ、独りよがりの押し売りでは、消費者の心を掴むことはできません。あくまで美を愛し、志向する方々のニーズに即し、着実に応えていくよう努めています。

また、世界各地にアンテナを張る企業であることから、SDGsへの取組の重要性は、従来から強く認識しています。化粧品のビジネスでは、店頭での商品サンプル、毛束のようなものは、どうしても廃棄物となってしまいますが、これを何とか減らしたいという思いを持ち続けていました。
AI、ARを使ったメイクアップは、廃棄物削減に必ず繋がります。当社は、今後もより活動を強化し、持続可能な地球環境の実現に寄与していくことを方針として打ち出しています。人間の美しさへの飽くなき欲求と、サステナブル社会の両立を、最新のテクノロジーを使って現実化していきます。

お問い合わせください


4)SDGsの実現に向け、より良い化粧品・美容業界の未来をテクノロジーで作る

化粧品売り場でリップを持つ女性

いかがでしたでしょうか。SDGsと化粧品の関係、化粧品業界にできること、各メーカーのARを活用した目標への貢献の具体事例について、ご説明してまいりました。ここ数年は、どちらかというとコロナ禍で注目されたリモートでのバーチャルメイクアップですが、現実社会での持続可能な取組としても、十分な効果が得られると考えられます。

極端に言えば、化粧は人が生命を維持する上で、必ずしも必要ではありません。しかしながら、人はパンだけで生きているわけではなく、人生を豊かにしてくれるものが無ければ、生きる屍と化してしまうでしょう。古今東西、人々は美しいものに魅了され、また自らも美しくありたいと思いながら、命の灯を灯してきました。とはいえ、その欲求も度が過ぎると、生活基盤を壊しかねず、本末転倒の結果を生んでしまいます。

その意味では、AIやARといったテクノロジーは、人類が自分たちの存在を維持するために生まれてきたと言えるかもしれません。私たち人類の叡智は、今までの人間活動を自省かつ自制し、持続可能な社会の構築を実現する可能性を秘めているのではないでしょうか。


\持続可能な社会を実現しましょう/AI/ARソリューション一覧ボタン


化粧品を中心に導入ブランド400以上、相談のお申込み


人気ブログ
使用方法
【動画付き】AIとARで販売促進 - 実践的なノウハウを、わか…
AI 肌分析
AIを活用した肌チェックが従来型の肌診断器の代替となれ…
顔認識テクノロジー
美容業界における AI 顔分析の活用事例 ~パーソナライゼーシ…
続行するにはCookieを有効にしてください。当社のCookie使用に関しての詳細はこちら をご覧ください。